内容紹介
チベットの聖者ミラレパの本格伝記!
苦境の生い立ち、母の復讐心、妖術への傾倒…やがて魂の師父と出会い、極限の苦行を経て至高の聖者に…
チベット仏教4大宗派の1つカギュ派の聖者にして、チベット古典文学を代表する詩人としても広く愛されるミラレパ。その数奇な生涯と求道の遍歴、そして孤高の境地が詠み込まれた珠玉の詩作を、読みやすく再編! 名僧ツァンニョン・ヘールカの著したチベットの古典『ミラレパ伝』を原典として、日本人初のチベット留学者・河口慧海による本邦初訳! チベット学、仏教・密教学、ヨーガ学に必携!
(原書名『苦行詩聖ミラレエパ―ヒマーラヤ山の光』)
著者について
河口慧海(かわぐち・えかい) (1866-1945)
仏教学者、僧侶。大阪府堺市生まれ。哲学館(現・東洋大学)、黄檗山万福寺に学ぶ。大乗仏教の原典を求め、1897年よりインド・ネパールを遍歴の後、単身チベット探検を敢行。1901年(明治34年)日本人で初めてチベットの首府ラサに到達する。1913年(大正2年)2度目のチベット入りを果たし、ネパール伝サンスクリット(梵語)仏典、チベット大蔵経等を将来する。帰国後、大正大学教授。我が国の西蔵学(チベット学)・印度学(インド学)の先駆として活躍。著書『西蔵旅行記』(チベット旅行記)は現在まで広く読み継がれている。
原著者:ツァンニョン・ヘールカ (1452-1507)
Tsang Nyon Heruka (gtsang smyon he ru ka)
チベット仏教カギュ派の僧。法名サンギェ・ギェルツェン。風狂の密教行者すなわち「ニョンパ」として知られる。ミラレパをはじめとする先師の聖跡を巡って修行し、『ミラレパ伝』の他、『マルパ伝』などを著す。