多くの日本人にとってパキスタンはアフガニスタンと共にテロリストを排出し、またテロに冒されている危険な国というイメージではないでしょうか。そうなのだけれど、それにはそうならざるを得ない歴史的、地理的、国際政治的理由がある・・・と言う事を含め、今のパキスタンが直面する問題の深層を解き明かしてくれる良書です。パキスタンに興味がある方は勿論、アフガンを含めた近隣問題あるいはアメリカのこの地域への取組み方に興味がある方には必読の書と思います。
パキスタンはこうならざるを得ない宿命にあるのでしょうか、でも何とかもう少しテロから解放された国になって欲しい、個々の人々は優しく愛すべき人達なのでそう思います。しかし何らかの解決策を考えるにしても、これまでの背景、今起こっている問題の裏側はしっかり知っておかないと行けない、そういう意味で、僕にとっては基本知識として役立った本です。是非多くの人に読んで欲しい。
只一つ、一寸日本語がこなれてなくて、やや読み進み難い。これが無ければ☆5なんですが。