母親役にスーザン・サランドン、ジョー役にウィノナ・ライダー、ベス役にクレア・デーンズ、エイミー役にキルスティン・ダンストなど、四姉妹のいるマーチ家をはじめ、隣人のローリー(クリスチャン・ベール)やベア先生(ガブリエル・バーン)、メグの婚約者(エリック・ストルツ)などの脇役までも豪華なキャストが揃っていることに驚きました。アニメ『愛の若草物語』を観ていたせいか、ジョーはもっとガサツでも良かったと思うし、ベス役のクレア・デーンズは病弱に見えない。ヒロインはあくまでもジョーであって、他の姉妹達は引き立て役という感じ、・・・とか文句を言いながらも感動してしまうのは、原作を手堅くキッチリとまとめてあるからだと思います。
いつも寄り添って助け合うマーチ家の仲睦まじさ。それぞれ成長して恋や夢に向かっていく少女たち。その描き方がやさしくて、あたたかくて、物語の結末を知っているにも関わらず、ホロリときてしまいました。特に自分に自信をなくし、どうしていいのかわからずに葛藤するジョーの姿には説得力があって、お母さんにジョーが諭される場面では、思わず私も号泣してしまいました。古典名作と聞くと何だか古臭いイメージがあるけれど、マーチ家のお母さまが教えてくれる「生きる姿勢」は現代の私たちにも十分通じるものがあります。女の子向けと敬遠されている方にも観てほしいです。