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若者殺しの時代 (講談社現代新書)
 
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若者殺しの時代 (講談社現代新書) [新書]

堀井 憲一郎
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (49件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

ずんずん調査のホリイ博士が80年代と対峙クリスマス・ファシズムの勃興、回転ベッドの衰退、浮遊する月9ドラマ、宮崎勤事件、バブル絶頂期の「一杯のかけそば」騒動……あの時なにが葬られたのか?

内容(「BOOK」データベースより)

クリスマスが恋人たちのものになったのは1983年からだ。そしてそれは同時に、若者から金をまきあげようと、日本の社会が動きだす時期でもある。「若者」というカテゴリーを社会が認め、そこに資本を投じ、その資本を回収するために「若者はこうすべきだ」という情報を流し、若い人の行動を誘導しはじめる時期なのである。若い人たちにとって、大きな曲がり角が1983年にあった―80年代に謎あり!ずんずん調べてつきとめた。

登録情報

  • 新書: 204ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/4/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061498371
  • ISBN-13: 978-4061498372
  • 発売日: 2006/4/19
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (49件のカスタマーレビュー)
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By yukkiebeer #1殿堂 トップ50レビュアー
形式:新書
 クリスマスには彼女とホテルでエッチ。年越しデートはディズニーランド。送るべき毎日はトレンディドラマのような恋愛至上主義的生活。こんな具合に日本の市場経済は80年代以降、「正しい消費者」像を若者に次々と押し付け、簒奪を始めた。という趣旨の本です。

 「若者殺しの時代」というまがまがしく刺激的なタイトルはまずまず当たっていると思うし、書籍の販売戦略上も成功していると思います。いえ、これは決して皮肉や反語的な修辞としていっているわけではありません。事実、よく出来た内容の本だと思います。

 ただし、こうした趣旨の本は本書が初めてではなくて、私は今から10年も前に大澤真幸著「虚構の時代の果て―オウムと世界最終戦争 (ちくま新書)」(96年刊)の中で、高度化した資本主義社会で人々は商品にまつわる「物語」を購入し費消するのだ、といった趣旨のことを読んだ憶えがあります。
 本書「若者殺しの時代」はまさに大澤真幸が唱えたように、80年代以降の豊かな日本人は、資本主義とメディアが手を携えて次々と繰り出す物語を、我が物にしようと走らされ続けてきたような気がします。

 幸い私は80年代の前半はお金のない学生でしたし、後半は東京を離れて地方都市暮らしをしていました。東京で展開されているらしいバブルの乱痴気騒ぎからはかろうじて距離を置いて、農林水産業に携わる人々と親交を結びながら、浮世離れしたほどのどかな伝統社会の中に生きることの意味を考え続けていました。

 ですから本書が終章で唱えるように、「いまの社会の要請に応えない」ことで逃げる上で伝統文化を身につけることがひとつの手立てであるというのは大いに頷けるのです。著者は冗談半分に落語や都々逸、古武道などを身につけるべしというけれど、私は土や樹木や太陽を愛し敬った伝統へ帰るというのが、80年代に始まった何かおかしな今の日本から脱する真っ当な手段のような気がしてなりません。
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24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Kankosui VINE™ メンバー
形式:新書
 本書では現代の若者たちが時代に煮え湯を飲まされ続けている状況を、緻密なデータを根拠に描き出しています。著者は1958年生まれということですが、「近頃の若い者」への眼差しは、とてもあたたかく、「逃げろ」と勧めている。
 「…ゆっくり沈んでいく船(年寄りたちがつくったこの社会:評者注)に乗っていることはない。…すきあらば、逃げろ。」というメッセージは、胸を打ちます。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Ray
形式:新書|Amazonが確認した購入
80年代から現在まで、社会の何が何故変わったのかを紐解く、というとても面白い発想の社会論・若者論。童話『一杯のかけそば』に対する評価の1989年と1999年での違いから医者・銀行員に対するイメージの変遷を導き出したり、手編みのセーターを編む姿は)「昭和とともに消え去ってしまった風景」であるとか、クリスマスはいつから正月より偉くなったのか、「1983年にセックス場所を選ぶ権利が男性から女性に移った」とか、「NHKの朝の連続小説の視聴率の低下と、社会党の議員数の低下は、原因が同じ」とか、携帯電話の普及と近年のナショナリズム復興の関係とか、「こんな視点があったのか!」というユニークで面白い考え方が満載。週刊文秋の連載をベースにしているので、とても読みやすくて面白い文体。読みながら、結構声を上げて笑った。著者の考えをまとめただけなので、そこに完璧な根拠やデータが無いのは、御愛嬌。雑誌を読む感覚で読む本。

ただ、最後に「日本は早ければ2015年くらいには大きな転換期・混乱期を迎える」とし(そこに明確な根拠は無い)、「若者よ、逃げろ!(但し、逃げ方は指南していない)」と煽動しているのは、あまりに無責任でいただけないので、☆は4つのみ。
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50才前後の方の『あった、あった。』本。
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投稿日: 7か月前 投稿者: chope
良い本です
この本では、有名なドラマやクリスマスのような国民的行事?といった、誰でも知っている物を題材として取り上げています。間口が広く、とても取っ付き易いです。... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: マツ
80年代から各時代の若者の定義と未来の若者へのアドバイス。
各時代の若者を大人視点で解説する話は大変興味深い。

やはりそれぞれの時代の中心は女性と感じた。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: 伊藤健次
時代の空気感
北田暁大「嗤う日本のナショナリズム」で確か引用されていたので気になっていた。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: TK
80年代を実体験した人の・・
戦後〜21世紀初頭までの若者文化総括。
タイトルと内容にあまり関連性はないです。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: umemomosakura
「バブルは貧乏人のお祭りだった」
「ホリイのずんずん調査」(週刊文春)などでの《データ主義》で定評のある著者が、80年代をコンパクトに検証してくれた快著。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: TAKAGISM
終章は必読!!
80年代のバブル、90年代からの不況といったものの中で社会がどのように若者の生活を変えてきたかをクリスマス、ディズニーランドなどをもちいて説いていく。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: nuhs31
村上春樹の劣化コピー文体がどうにも…
アルファブロガーのちきりんさんが絶賛していたので手に取ってみました。
内容はきっと面白いんでしょうが、文体が鼻についてしかたがありません。... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: chmod007
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