ラヒリの作品の翻訳で「いいな」と思わせてくれた訳者の方の翻訳です。
個人的には牧師さんの話がわかりにくいと感じましたが、残りの話は
とてもわかりやすかったです。
普段、「大人って何?」と聞かれ、しっかり答えられないこともありましたが、
『調停人』ではその点に関するフィッツジェラルドにしか書けないだろう
アフォリズムも書かれているなど、いつもながらのフィッツジェラルド節に、
ニンマリしたり、感慨に耽ってしまうことが多くありました。
何より翻訳がシンプルで明快です。しかし、かなり引き込まれます。
「Rich Boy」、「冬の夢」などは翻訳が多数存在するので、読み比べてみても
楽しいと思います。 あと、「あとがき」の最後には恐るべき予告が…?