教師の仕事は、人の成長を助けるという、最高のやりがいがある一方、
過酷で、多忙で、せっかく教師になったのに辞めてゆく人も多い。
『若い教師のための読書術』は、
この、やりがいと大変さの両方をちゃんと分かってくれているから、説得力がある。
“教師の仕事は素晴らしい”“子どもは可愛い”と、バラ色の教師像を見せるだけの本もあるが、
それは仕事の糧にはならない。
一方で、教育問題などで、学校現場の過酷さを強調するだけの本もあるが、
それではあまりにも希望がない。
教師の大変さも重々分かった上で、
では、その大変さを乗り越えて、最高のやりがいを味わうにはどうしたらよいか、
を語るのが本書である。
だから本書の教師像は、現実味もあるし希望ももてる。
現実味があって希望ももてる。これは結局、教師としての成長につながる、
ということでもある。