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苛立つ中国 (文春文庫)
 
 

苛立つ中国 (文春文庫) [文庫]

富坂 聰
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

西安の日本人狩り、尖閣諸島への不法上陸、そしてサッカー・アジアカップの暴動。相次いで起きた中国の反日運動は、2005年4月の反日デモで頂点に達する。過激な運動を煽ったのは一体誰なのか?中国共産党か、民間の反日活動家か、それとも―。徹底した現地取材で、台頭する中国のナショナリズムの核心に迫った意欲作。

内容(「MARC」データベースより)

西安の日本人狩り、2005年4月の反日デモ、サッカー・アジアカップ…。吹き荒れる「反日」の嵐。その実態はどうなのか。凄まじい反日エネルギーの真っ只中で現地中国を徹底取材、誰も書かなかった「反日」の核心に迫る。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 292ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2008/7/10)
  • ISBN-10: 4167717956
  • ISBN-13: 978-4167717957
  • 発売日: 2008/7/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者は中国問題を中心に精力的な取材活動を展開しているルポライター。中国語力を生かして、中国全土を飛び回る。反日運動の中心的な人物に会い、反日暴動の舞台を丹念に歩いて話を拾う姿勢は称賛すべきと思う。

具体的な事実やエピソードがたくさん出てくるので一気に読めるが、本書の構成自体が週刊誌や月刊誌の記事の集合体なので、いろんな事実を見聞している割には全体を通して著者の言いたいことが系統的に整理されていないような気がする。

素材は素晴らしいが、料理し切れなかったという感じか。ともあれ、体を使った力作で、著者の誠実な人柄が表れている丹念な姿勢には好感が持てる。
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5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kibashi
形式:文庫
 著者は頻繁に中国の現地に足を運び、現代中国のインサイドリポートを週刊誌、雑誌などに連載している人物。中国政府当局要人ともコネクションを持ち、それでいて反日活動家との取材や、日本の政治家との取材も敢行している、異文化交流を地で行っている稀有なジャーナリストの一人。

 内容は2005年に勃発した反日デモ・暴動の背景(日本で言われていた分析は主因ではない、主に「民意」があったのではという興味深い分析)、日中交流の齟齬、中国人民を悩ます将来不安や社会不安、尖閣諸島をめぐる両国の言い分と立場とその見方、靖国問題など。本書は各種連載をまとめたものだが、単なる寄せ集めではない。およそ2005年前後の日中間で起こった問題が網羅されているが、そのどれもが複眼的な問題分析、その現実的な解決法の提案(筆者の主張)など、ほどよくまとまっている。

 いまだに根強い安易な「親中」「反中」といった単純な立場ではない、地に足をつけた立場からの日中双方への批判は、深い取材と洞察があるだけに強い説得力がある。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
第1章 膨張する反日エネルギー
第2章 西安の日本人狩り
第3章 反日運動の「七勇士」
第4章 迷走する香港
第5章 靖国神社参拝の是非
第6章 中国人を味方にできない日本企業

「あー,これは分かりやすい」 読むと思うのがこの感じ。
中国がなぜこんなに日本を敵視するのか。それは反日教育や中国共産党の扇動などではなく,「じゃあ,どこからでてくるのか」ということをルポしている。
著者が言うように,確かに「民意」というところに落としどころをつけるのがスッキリする。まぁ,結論ありきで書かれているところもあるのだけれど,他の要因に比べて,事象がシンプルに理解できるところは大きい。
中国が事を荒立てているようにしか思えない現状ではあるけれど,中国と,それを「指導する」中国共産党とどう付き合っていくのが良いのか,何かヒントになる部分が見えてくる。
親米・反米,親中・反中だけでは無い,民衆レベルでのつながりに期待をするところではあるけれど・・・
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