芸術新潮2月号は、浮世絵vs世界のエロスとして、春画ワールドカップを大特集しています。時代不同で春画W杯出場23カ国を選定し、その中から、日本、中国、インド、トルコ、ペルー、古代ギリシヤ、ローマ、ヨーロッパ・オールスターズの7つをファイナリストとして選定しています。
まず、巻頭を飾るのは、歌麿、北斎、清長、等そうそうたる面々を擁する日本です。鹿島さん、、山本さん、浦上さんが3者鼎談で候補作を選定していますが、やはり圧倒的なのは、喜多川歌麿の歌満くらの超美本からの掲載でしょう!!一昔前ならば、ぼかしがかかり、その部分は、別冊でという形式が多いようでしたが、今回は、無修正です。当然数は少ないですが、英泉、春潮、北斎の物も掲載されています。
そして、中国、この国では、肉筆画が主流ですが、今回は、版画による花営錦陣を中心に紹介されています。
次にインド。インドでは、主流は、王侯貴族のセックスライフですが、やはり、メインはカーマ・スートラでしょう。そして、トルコですが、通常の絵画は存在せず、物語の挿画、科学の図説としてのみ許されていましたから、細密画として残存している物が紹介されてます。次いで、古代アンデス文明、、古代ギリシヤ、ローマで、最後に欧州のもので締めくくられています。非常に多彩ですが、ペーター・フェンディ、ジチ、バイロス等が紹介されています。
こうして見てきますと、その多彩さ、芸術性から、身びいきかもしれませんが、やはり我が国の春画が断トツのように思われますが・・・