ルネサンス期に活躍したフィレンツェの天才たちの影に隠れていて一般には知名度が低いが、本誌の表紙を飾る絵を描いたベッリーニをはじめ、カルパッチョ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェネローゼ、パラーディオ、ティエポロなどなど、まだまだすごい芸術家たちがいるものだ。祭壇に、壁に、天井に、大作を描きまくっている。全体の写真のほかに、部分の拡大も載っているので、よくわかる。ヴェネツィアには、いくつかの建物があるけど、美術品としては他のイタリアの町ほどではないか・・・と思っていたのは大きな間違いだった。雑誌の性格上、ヴェネツィアのグルメやホテルに関する情報は全くないのがちょっと残念ではあるが。
なお、本誌は「ヴェネツィア展」を意識しての特集であるが、先ごろ出た「家庭画報」別冊のヴェネツィアの特集記事とは、重複するものが非常に少ないので、両方を眺めて読むのが楽しい。