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芸者論―神々に扮することを忘れた日本人
 
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芸者論―神々に扮することを忘れた日本人 [単行本]

岩下 尚史
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

古代から今日にいたる芸者の歴史的変容の姿を解き明かし、その
歴史と現状を紹介しつつ都市文化の本質を探る。魅力的な挿話による注釈ととも
に、実際には全く知られていない東京の芸者や花柳界を都市文化の核と位置づけ
る画期的日本文化論。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

日本の伝統芸能を支え続けた花柳界と芸者衆の心意気。第20回和辻哲郎文化賞受賞作品。

登録情報

  • 単行本: 267ページ
  • 出版社: 雄山閣; 改訂版 (2008/06)
  • ISBN-10: 4639020465
  • ISBN-13: 978-4639020462
  • 発売日: 2008/06
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 485,838位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 花柳界の本質をつかんだ名著の誕生である。本書は、今風の学者が付け焼き刃で書いた「芸者概論」ではない。長年新橋に席を置き、その世界を愛する著者が、古典文芸や芸能、あるいは折口学への深い造詣を糧として芸者の世界を詠い上げている。その姿勢はあくまでも客観的であることを心がけているようだが、根底に一貫するものは、失われつつある花柳界への、さらにいえば花柳界とともに生きてきてついには滅び去りつつある、日本の民俗やその奥にひっそりとたたずむ日本人の心への挽歌ではないだろうか。
 評者も花街文化には感心があり、いままでも目に付く本は読んできたが、これほど知らないことで埋め尽くされた書物に出会ったことがない。芸者の発生から職掌、関連職種との関係など、具体的であますところがない。とくに明治以降の花柳界については、関連の社史編纂に携わったというだけあって、まことに手際よくまとめられている。
 このような本を書いたのはいったいどんな人なのだろう。文章から滲みでる感性は、上品な老紳士のもののようでもあるが、ひょっとすると女性かとも疑わせるところすらあった。本書の資料編として「名妓の資格」という聞書きが続刊されるという。楽しみである。
最後に、上品で記号性に富む装丁にも好感が持てる。夕陽に映る厚層ビル群のシルエットを眺める芸者の立ち姿は、どこか寂しげであり、本書の内容と奥深く共鳴しているように思われた。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ken
形式:単行本
知人から薦められて読みましたが、その後に田中優子さんの書評を見て続編の「名妓の資格」がある事を知りました。それはまだ読んでいませんが大変楽しみです。はじめに芸者の歴史もさらりとつけて、実際に経験した事が無いけれど聞きかじっていた花柳界の文化論を、研究書ではなく平易に、しかも美文で表現し、目からウロコの一冊でした。
特に、一部の伝統芸能を支えて来たのが芸者衆であった事ははじめて聞く話で、人間国宝にもなった方が大勢いらっしゃるのに感心しました。
日本全国に大勢いる芸者衆の中で人間国宝にまでなった一流芸者が、どんな考えでお座敷を務めたのか、このあたりは「名妓の資格」にあるらしいので、二冊セットでより深くわかる様になっているのですね。
これからもこのジャンルで沢山お書き頂きたいと願います。
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 歌杏
形式:単行本
表紙が江津匡史、平岩弓枝の評論、ということで興味をもって買いました。

芸者というものを今まで誤解してきた気がします。

テレビ、映画、そういったものの表現とは異なる芸者を知り、どのような歴史を持って、いかに誤解されているかこれを読めばわかります。

なによりも文章がとても綺麗で、芸者の描写に引き込まれてしまいました。芸者を知り日本の伝統を触れるには、必見の一冊です。
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