歌舞伎役者、俳優、落語家、漫才師、歌手、浪曲師などなど
国内外を問わず、いずれも名の通った「芸人」の生の言葉を
取り上げた好著です。
この本を読むと、つくづく芸人たちが社会のアウトサイダー・
アウトローであることを思い知らされます。
(本人が意図する・意図せざるは別として)
さらに芸人たちと任侠(道)との精神的関わりも重要です。
ある意味において、自分たちが社会の周辺にいると意識する
からこそ、芸人はハングリー精神を持っているのでしょう。
それは芸の輝きを増していると同時に、彼らが社会の中心部に
いられないことを意味します。
そうだとすれば、芸人の一見反社会的な行動も、彼らの
アイデンティティのあらわれと言えるのかもしれません。
有名人ばかり取り上げられているからでしょうか、どの発言も
否応なしに説得力があり面白いです。
続編の『役者 その世界』もオススメです。