最初の部分は何だか読みづらかったですが、
加速がつき、一気に読みました。
彼自身の性格。
コンビの性格の食い違い。
華のある、なし。
芸能界のみならず、普通の社会でも
生きづらいだろうなあ、
どうすれば彼はハッピーなのかなあ?と
思いながら、読み進めました。
ただ、ご本人の持って生まれたものなのか、
作風なのかは分かりませんが、
暗く、ヒリヒリとしていて、読んでいて
楽しい本ではありません。
落ち込んだり、暗い気分になる感じの本ですので、
落ち込んでいる際には読まないほうがいいと思います。
でも、この本を読み、著書の他の本も読んでみたくなりました。
追記
この本が書かれたのは97年ごろのようですが、
著者はすでにこの時点で、
「テレビがくだらない」
「今までは素人がやっていたことを芸能人がしている」
「芸は何もない」
のようなことを書いています。
昔の相方は芸などなく(著書によると)
「何が面白いのか分からない」「へらへらしているだけ」でも、
テレビ界からもてはやされ、
立川談志を目当てに来る寄席で男性客相手に笑いを取れる
著者がテレビ界、芸能界から干されてしまうという現実。
干されてしまった(というか、自らその道を選んだ、という方が
正しいかも知れませんが)側の告白なので
ねたみやそねみなどもあるでしょうが、
それにしても、テレビ界は10年前に比べますますひどく
なっている感じがします。
そういうくだりが第8章にあり、
また、第7章は「どう考えてもこれ
精神的な病では?」と思われるような記述が
多々あります。
人は追い込まれたり、人と接することがなくなると、
こういう状況に追い込まれるのか、と
怖いもの見たさで読みました。
前半は多少なめらかさに欠けますが、
後半から筆がのって大変面白く、
「読ませる本」だったと思います。