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花豆の煮えるまで―小夜の物語 (偕成社ワンダーランド)
 
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花豆の煮えるまで―小夜の物語 (偕成社ワンダーランド) [単行本]

安房 直子 , 味戸 ケイコ
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

山のふもとの旅館の娘小夜は山んばの娘。毎日のように深い山の中を歩き、山の精とあそぶ。

登録情報

  • 単行本: 138ページ
  • 出版社: 偕成社 (1993/03)
  • ISBN-10: 4035401005
  • ISBN-13: 978-4035401001
  • 発売日: 1993/03
  • 商品の寸法: 21 x 14.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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美しい短編集 2002/2/16
By カスタマー
形式:単行本
安房直子さんの童話はどれも大好きですが、この作品はわたしの一番のお気に入りです。著者が病床で書いたものだそうですが、物語の奥行きといい、文章のうつくしさといい、魅了されてしまいます。移りゆく景色の描写がとてもいいです。

どの短編もすばらしいですが、わたしはとくに、『風になって』『小夜と鬼の子』がお気に入りです。読み終わった後に残るしんとあたたかく静かな感じが好きです。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
小夜のお母さんは、やまんばだったという…。
その辺の設定といい、山に詳しい安房さんならではの、自然と人との共存の難しさが、今読んでもちっとも古くない素晴らしいテーマだと感心してしまいました。ほかの作品と同じく、読みすすむほどにグイグイひきこまれてしまいます。短編からなるので、お子さんにも少しずつ読んであげられると思います。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の風 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 宝温泉という山の温泉宿の子供、小夜(さよ)をめぐる連作短篇集。人間と山の精との間に生まれた小夜と、山の風になった母さんを始め、山の生き物たちとが心を通わせる姿が、あたたかな作家の眼差しで描かれています。もの寂しい気配を帯びた話もあったけれど、全体の雰囲気はふっくりとして、あたたかいものでした。山の香りがふわりと運ばれてくるみたいな、優しい物語の心地よさ。静かにすきとおってゆく、透明な美しさ。素敵だったな。
 「花豆の煮えるまで」「風になって」「湯の花」「紅葉(もみじ)の頃」「小夜と鬼の子」「大きな朴(ほう)の木」の六つの話。冒頭、話が滑り出してゆく軽やかな飛翔に魅せられた「風になって」。檜(ひのき)のお風呂の木の香りと、「湯の花音頭(おんど)」の歌とが、絶妙なさじ加減で溶け合っていた「湯の花」。このふたつの話が、とりわけ心にしみる話でした。
 1986年初出の「小夜と鬼の子」以外はすべて、1991年〜1992年にかけて掲載、あるいは執筆されたもの。1993年(平成5年)に亡くなった安房直子の、最後のほうに位置する作品と言っていいでしょうか。おしまいの「大きな朴の木」などは、これからまだ話がつづくはずだったのに・・・みたいな、中途で終わってしまっている印象を受けたんですけどね。作家のひそやかなつぶやきのようにも思えたラスト四行の余韻。しんみりとしてしまいました。
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