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花淫れ (角川文庫)
 
 

花淫れ (角川文庫) [文庫]

池永 陽
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「我慢して栓の役目に徹底してくださいね」男は美しい妊婦から羊水が漏れないように“栓男”になることを頼まれた。桜、向日葵、秋桜、寒牡丹・・・四季を彩る花々と妖しき女たち。世にも淫靡な妄想と狂気の官能小説!

内容(「BOOK」データベースより)

桜吹雪の下、世にも美しい妊婦の股から生温い羊水がぬるりと漏れてゆく―。栓男に任じられた青年は、蠱惑的によどんだ水のなかで柔らかい粘膜に包まれ、至福の呻き声をあげる…。からみあう向日葵、血の色に染まる秋桜、体一面に咲く牡丹…むせるような花の下で濃厚な獣のにおいを漂わせながらまぐわう男と女。心も体も弛緩して蕩けてゆく肉の歓びを、この上なくインモラルかつエロティックに描いた官能小説の白眉。

登録情報

  • 文庫: 319ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/1/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4041001021
  • ISBN-13: 978-4041001028
  • 発売日: 2012/1/25
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 602,653位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ヒュー VINE™ メンバー
形式:単行本
 本書は池永氏の世界を表現しているのであろうか?著者の作品ははじめて読んだから・・・詳しくはわからない。
 それにしても、おどろおどろしい生臭い薫りの作品に仕上がっている。底なし沼のように引き込まれていく、その世界観はじわじわとしていて、力強い。しかも、かなりエロティックである。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dindi
形式:単行本
谷崎のように淫靡で、乱歩のように猟奇。香り高い文章で告白される妄想系文学の誕生。
・・・まず、この帯文だけで食指をそそられる。残念ながらこの作者についての詳しい情報を持たないが、どうやらその傾向は、作品によって、それぞれにまったく違うもののようだ。しかしこの作品を読んだ後となっては、言わずにはいられない。
「どうか、この手の作品をもっと書いてください!!!」と。
それほどまでに、面白かった。格調高く乱れ狂う文体、まさに谷崎の淫靡と乱歩の猟奇を併せ持つ快作〈怪作?〉だ。短篇と呼ぶには長めの四つの物語が綴られている。桜、向日葵、秋桜、寒牡丹・・・それぞれの四季を彩る花々と、それらの象徴であるかのような妖しき女たち。そのどれもが幻視に満ち溢れている。陶酔と禁忌のフルコースに溺れてしまいそうだ。
このレビューは参考になりましたか?
By 諷太
形式:文庫
官能小説と大々的にうたっているわりには性描写を楽しむ小説ではありません。

性的な描写は多少具体的で、多少多いですが、純文学を読んでいてもこのくらいの描写はあります。

ですから本格の官能小説を読みたい!という方は本格の作家のものをご購入されることをお薦めします。

たしかに本書にはインモラルな愛が、どの章にも存在します。 しかし、その愛の中身はかなり純文学的な意味合いに近いものを含んでいると思いました。

中でも『狂い箱』はよく出来ていて、これだけを単行本として発行してもよかったと思う。

女が自分の上半身と下半身に切断し、女を愛した箱男がその上半身だけを持って暮らしたというところで終わっていれば、歴とした純文学で終わっていたのではないかと思う。

淫乱な女を愛した男は、その体の上半身を愛し心を愛した。

女は自分の上半身を男に渡し心を渡した。

淫乱な女だからこそ描ける純愛が存在しかけたのに、結果の方向が最後には変わってしまって残念… o(_ _*)o

官能的ですが、純文学でもあると思います。

同じような女がどの章でも登場するのがマンネリしていて読むのに苦しかったり、 年配の作家だけに価値観に時代を感じさせる部分もあります。

この辺で惜しくも星を下げてしまうもったいない作品だと思いました。
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