花札の遊び方、ルールは少々複雑ですね。
本書で、そのすべてが分かる訳ではありませんが、かなり分かります。
本書の解説は、少々精神論に傾いています。
「相手の競技に口出し厳禁」なんて書かれていますが、大事な事だと思います。
相手は相手なりの考えでやっているのですから、それを尊重するのは、人としての道です。
また、花札競技は、トランプと違って不健全だという風潮が、僅かにあるにはあります。
著者は、こういう風潮に対して、強い憤りを示しておられますが、私も同感です。
この美しい絵の札で遊ぶ事に、何等不健全性は無いのですから。
ただ、花札はトランプとは異なり、札などに関する知識が無ければ、遊ぶ事すら出来ません。
この点では、解説書が欲しいところですが、本書はそういう意味で稀少で貴重ですね。
先輩に教えてもらうのが本来の姿ですが、最近はパソコンソフトや携帯で遊んだりします。
パソコンソフトで、十分なルールが解説されているものは、私の知る限りでは皆無です。
本書は赤黒の二色刷りで、札が少し分かりにくい、こいこいに関する解説ページ数が少ないなど、
少々の不満点もありますが、イカサマに関する解説がユニークだし、精神論に傾いているのも面白いです。
本書は花札の良き大先輩です。