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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
忘れていた原点,
By はな "はな" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫) (文庫)
特に目新しさはないけれど、昔のファンタジー小説の良さを思い出させてくれる名佳作。伝説の竜、長い旅路、愛する少女のために力を求める少年、そして切なくじんわりとしたラスト。。。マジでラスト良かった。別離に付き物の何か納得できないような感じはまったくありませんでした。ある意味、究極のハッピーエンドともとれないこともない。 だって、世界を分かつとも、二人の心はずっとお互いだけのものなのだから。 小説化もされている昔のファンタジーゲーム「エメラルドドラゴン」や「ルナ」を想起させる純粋で美しい成長のストーリーは、溢れ返る蔵書の中でもずっと傍に置いておきたい気持ちにさせてくれました。 何よりも主人公二人が、人間らしいのが良かった。 醜さ汚さと向き合い、懊悩しながらも尚まっすぐに清くあれと、失ったものは多くともこの世に挽回できないことなどないのだと。二人の生き方がそう教えてくれました。 ちょっと気になったのは、エパティーク側の気持ちの書き込み不足。 人の成長や恋心を促すには、エピソードが足りないかなという気はしました。今までの人生十数年分の姫としての矜持や高慢さは、そう簡単に変わるかなぁと。 まあ、もともとの資質が聡明で賢い子だったのかもしれませんけどね。 続刊もあるようなので、読むのがとても楽しみ。
17 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ご都合主義ではない物語,
By ガーネット (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫) (文庫)
もともと前作の『ルビーウルフ』シリーズが好きで今回の新作もとりあえず買って読みました。今回は読んでいて少し切なくなりましたが読んだ後に胸に残るような物語でした。 主人公は侵略された国の王女エパティークと侵略した国の第2王子エッセウーナ。話はエパティークの国が侵略されるところから始まります。 最初エパティークは何も知らないし自分はかわいそうと思っているだけの女の子でした。 エッセウーナも後ろ盾のない立場で第1王子に見下されていました。その第1王子にエッセウーナを生贄にして伝説の銀竜を呼び出すように命令されます。 そして2人はお互いを嫌いながら旅にでます。 なぜエパティークの国が侵略されたのか、銀竜の伝説とは何か、と世界観がしっかりとしていて読んでいて難なく想像することができました。 そして(ネタバレ?)最後は決して結ばれるわけではないけれどご都合主義で無理やりにくっつけるよりよほど感動しました。 気持ち的には続編を書いていただいてくっつけてほしい。 こんな終わり方はイヤ!と思ってはいるのですが、普通にこんな筋書きがあったら誰もがこの物語のようになってしまいそうな、そんな感じです。?わかりにくいですよね。 いま感覚でレビューしてりるので自分でも良く分からなくなってきました。 とにかく自然に流れるように進むお話です。
5つ星のうち 5.0
とても丁寧に描かれたストーリーです,
By
レビュー対象商品: 花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫) (文庫)
とても面白い。この一巻。どのエピソードも長すぎず短すぎす とてもバランスが良いと思います。 流石にこの1巻で完結予定だっただけはありますね。 内容としてはファンタジー物で、 亡国の王女と、侵略側の王子の物語。 どちらの設定もありふれていますが、 人物像やその行動理念等はしっかりしています。 王女の当初のものの考え方が 後半になるにつれ変化していくわけですが その変化の過程も十分納得でき 「なんか急に性格変わってない?」 「何によってこんなに心境が変化したのかわからない」 と言うことが有りません。 また、読了後に本を"閉じた後"がまた感動ですね。
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