大好きだった作品です。今では文庫も手に入れにくくて、今回アニメ化(の是非はともかく)のおかげで愛蔵版が出たことはとても嬉しいです。一部、改変されちゃってる部分もありますが…。
マハティ編の最後のシーン、台詞。それが後の本編に繋がり、花鹿に帰る。全編通して読んだ時、そんな印象を受けました。とても綺麗な、余韻のあるラストでした。
「大財閥のお嬢様の夫捜しゲーム」と煽られてますが、この作品は恋愛だけでなくストーリー性をとても重視しています。むしろ、政変がメインで恋愛は添え物。途中からは「え、主人公変わった?」と思うほど、男性陣が大活躍です。しかもそれぞれに魅力のある、綺麗で色気のある美形さん揃いです(イケメンという軽い感じではないのですね、彼らは)。
また、主人公である花鹿が嫌味のないまっすぐな子だから、読んでいて爽やかです。ドロドロしたシーンもあるけれど、読後感はすっきりしています。
一気に全6冊出してくれてもいいのに、とじりじりしながら続きを待ってます。
ところで6月に発表の番外編は、何に収録するんですか…いっそのこと、それも入れた完全版を出して下さい。