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花を運ぶ妹 (文春文庫)
 
 

花を運ぶ妹 (文春文庫) [文庫]

池澤 夏樹
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

誰にも兄を殺させはしない! 傑作長篇小説
一瞬の生と無限の美との間で麻薬の罠に転落し、投獄された画家・哲郎。兄を救うためカヲルはバリ島へ飛ぶが。毎日出版文化賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

一瞬の生と無限の美との間で麻薬の罠に転落し、バリ島で逮捕された画家・哲郎。死刑なんて、きっとなにかの間違いだ。誰にもテッチを殺させはしない!パリから帰国した妹のカヲルはひとり、バリ島へ飛ぶが…。交錯する生と死、西欧とアジア、そして絶望と救済。毎日出版文化賞受賞の傑作長篇小説。

登録情報

  • 文庫: 459ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2003/04)
  • ISBN-10: 4167561069
  • ISBN-13: 978-4167561062
  • 発売日: 2003/04
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 61,877位 (本のベストセラーを見る)
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14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
楽園のにおい 2003/10/27
形式:文庫
解説にもありましたが、ほんとにむせ返るようなにおいがします。

甘くてすっぱくて湿っぽいのに埃っぽい
けだるいバリの空気のにおいです。

池澤夏樹ファンですが、こんなに濃いにおいのする作品は
初めてではないでしょうか。

熱帯を舞台にしていても、今まではふわりと風を感じる
程度だったのに、まるでまとわりつくような感じです。

テーマもストーリーもなかなかにヘビーですし、
兄+妹+両親の家族全員がしっかりみっちり
登場するからかもしれません。

人物対人物の関係の濃密さと背景の濃さがあいまって
池澤作品にしては濃厚な読み応えなのでしょう。

もちろん、あの理系らしい、一貫したテーマと
ストーリーの構成の妙は相変わらず素晴らしいです。

とても面白かったですが!、池澤作品の、あのさらっと感を求めて
手に取るとちょっとびっくりするかもしれません。

実際に、初めて読んだのが、待ち合わせまでの時間を
喫茶店でつぶしてる時だったのですが思い切り遅刻しました。
個人的にはマシアス・ギリの失脚と並びます。すばらしい。

軽くスポイルされてしまう感じです。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫|Amazonが確認した購入
作者の父福永武彦は,毎日出版文化賞を本業の小説ではなく評論 ゴーギャンの世界 で受けたが,息子の方はめでたくこの作品で受けた.そこで福永のファンとして,読んでみた.兄と妹が二人称と一人称で交互に現れ,この世のこととも思えない不思議な話をする.兄は画家だが,ヘロイン所持のかどで Bali で逮捕され,裁判で死刑になる可能性がある.妹は Paris で旅行業者をしているが,兄を助けようと東京経由で Bali に行く.妹はこの島で奇妙な解脱体験をする.すると柳田國男の 妹の力 そのままに,事態は突然好転してしまう奇想天外な結果になって,めでたく収まる,と言う話.Bali の描写がまた美しく,読んでいて楽しい.私は村上春樹が苦手で読んで判った試しがないのだがこの作者の物は幸いにして判るような気がして嬉しい.もしかすると, 作者が物理出身で基本的な所で論理が通っているためか ?
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
祈り 2003/10/4
By piinoko
形式:文庫
前に、須賀敦子の本の中で池澤夏樹の本について書いてあったので、興味本位で読んだ。読み始めると、長編にも関わらず読み終わるのが名残惜しかった。アジアと西洋という異文化の対比が、バリという場所から描ききってあったと思う。日本にあった“神話”も大事にしたいと思ったり・・・・。読み終わって、また遠藤周作の「深い河」が読みたくなった。扱う重さが違うけれど、「祈り」、「水(河)の流れ」、共通項があるような気がする。
初めに神父さんが登場するところがとても印象に残っている。☆四つというのは、終わり方がちょっと円すぎた気が。
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最近のカスタマーレビュー
すごくいいです!
私はあまり本を読む方ではないですが
この本は面白ろかったです

バリを感じられました!
投稿日: 2010/2/26 投稿者: pkフリーズ
ハワイイに続いて、バリへの扉になってしまうのか。
池澤夏樹の著作は「ハワイイ紀行」が最高に好きで、それ以外には「マシアスギリの失脚」とか「マリコ/マリキータ」とか「バビロンに行きて歌え」とか「切符をなくして」とか... 続きを読む
投稿日: 2008/3/3 投稿者: ふらふら
「禁」書評欄読破後の購入。
ぜひ
事前に情報をあまり入れないで読んで下さい。

(途中読みあぐねたときには
後ろの三浦雅士解説を!)
投稿日: 2007/10/13 投稿者: ビール!
珠玉の比喩も魅力。
妹カヲルが罠に落ちた兄テッチを救う物語。「水」はもう一人の主人公のように姿形を変えて、物語全体を包み彩る。... 続きを読む
投稿日: 2003/7/6 投稿者: hatakesato
「人間」をバリを舞台に書いた物
バリに行きたくなるだろう。
恐ろしく、苦しく、騒々しく、美しく、官能的な町。... 続きを読む
投稿日: 2003/4/7 投稿者: かなず
アジア的なしなやかさに宿る真実
'a°a-...è¡ääo"¡'-... 続きを読む
投稿日: 2003/2/8 投稿者: bluepasta
何かがそうさせる
兄を救う為、何かにせかされるように妹が立ちあがる。 何かことを起こすたびに障害にぶつかるけれど、それぞれの状況に応じた危機を打開できる人物が現れる。... 続きを読む
投稿日: 2001/5/10
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