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花はなぜ咲くの? (植物まるかじり叢書 (3))
 
 

花はなぜ咲くの? (植物まるかじり叢書 (3)) [単行本]

西村 尚子 , 日本植物生理学会
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

サイエンスライターが植物科学の研究者たちを訪ね,植物の驚異と,その研究の面白さをレポートする全5巻の読み物シリーズ.第3巻のテーマは「花」.古今東西,私たちの関心を引き続けるこの魅惑の存在を題材に,植物発生の驚異を,一線の研究者たちが色とりどりに語る.

内容(「BOOK」データベースより)

花はきれいなだけじゃない。植物の生命を次世代に繋ぐ花。植物科学が明らかにする、身近な存在のほんとうの姿。

登録情報

  • 単行本: 149ページ
  • 出版社: 化学同人 (2008/4/1)
  • ISBN-10: 4759811834
  • ISBN-13: 978-4759811834
  • 発売日: 2008/4/1
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 211,001位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
8章からなり、各章は各研究者へのインタビューや研究紹介である。帯には「植物科学が明らかにする〜」とあり、分子生物学ベースで記載してあると感じた。目次は   
http://www.kagakudojin.co.jp/book/b50069.html にあるとおりである。分子生物学の知識がある程度ないと読みづらいかもしれない(遺伝子の仕組みの知識が必要というより、それもあるが、文章が「○○遺伝子が突然変異を起こし、この機能を失った」等の説明が多い為)。1,5,6,8章は花関連で面白かったが、「なぜ(how)」にはあまり関係ない気がした。むしろ(why)に関係があるかもしれない。
 この本を読んで一番「そうだったのか」というのは表題のとおりである。人間は成長し、第二次性徴期を迎え、繁殖能力を持つ。しかし植物は違うというのである。花という生殖器官を咲かそうと思えばいつでも咲かすことができるのである。しかし植物にとって適した季節が訪れるまで、遺伝子で咲かないように制御しているのである(よって、その遺伝子の制御を不能にした場合どうなるか等の説明がある)(そういえば、種子に何らかの薬剤処理をすることで、発芽後直ちに花を咲かす報告の論文を読んだことがある。ただし、その花が結実できるか、結実した場合、種子は発芽するか等の記載については覚えていない)。
 網羅的というより、トピックを絞った本である。
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7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「花はなぜ咲くの?」などと軽い題名ながら植物生理学の最先端の内容を扱っている。

70年前にその存在が予想され名付けらていながらどんな物質かわからなかった花を咲かせるホルモン,フロリゲンの発見につての日本人研究者の活躍。花の形作りの遺伝子のABCモデル。青いバラなど花の色の話,昆虫と花との共進化。自家不和合成,熱帯の一斉開花メカニズム。

どの話題もおもしろく,しかも高校生にもよくわかるように書かれている。

このシリーズはすべてサイエンスライターが日本人研究者へインタビューして書くという形を取っているが,それが本全体の統一性を高めていて,読みやすくなっているのではないだろうか。しかもライターの力量がかなり高い。植物生理学会の監修も受けていて安心して読める。

植物生理学の最新の話題をやさしく楽しく読めるとても良い本。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By YOKKO VINE™ メンバー
形式:単行本
 四季折々に、植物は美しい花を咲かせて我われの目を楽しませてくれる。しかし、そのために花を咲かせているわけではないだろう。

 植物が育ち栄養状態や温度、日照、降水量といった環境が整うと、葉でつくられたFTたんぱく質が茎頂まで運ばれる。これがフロリゲン、花を咲かせる植物ホルモンだ。モデル植物シロイヌナズナの突然変異体を用いて日本人科学者が発見した。

 花を咲かせる被子植物は、白亜紀の初め約1億3000万年前に誕生した。初めは、花粉を風で飛ばして受粉する風媒花だった。やがて昆虫の助けを借りる虫媒花が生まれ、植物と昆虫は共進化してきた。

 昆虫を呼ぶために花を咲かせるが、その目的は他家受粉である。自家受粉では多様性が低くなり、病原体などへの抵抗力も弱まるからだ。このための仕組みが自家不和合性である。自分の花粉がついても、花粉管が伸長できない。これに関わるのがS遺伝子で、同じ遺伝子型でのみ不和合性が成立する。100〜200という多数の対立遺伝子があるので、他個体からの花粉であればほとんど受粉可能である。

 上記の他にも、花の形づくりや色、熱帯多雨林の一斉開花、昆虫とのかけひきなど興味深い話題が盛り込まれている。この本を読むと、今まで当たり前に目にしてきた花が違って見えるようになること請け合いである。
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