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花の棺 (カッパ・ノベルス)
  

花の棺 (カッパ・ノベルス) [新書]

山村 美紗
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本の活け花に興味を持つアメリカ副大統領令嬢が来日してから次々に華道関係者が殺される。令嬢をわが流派にひき入れたい家元たちの思惑が絡んで事件は意外な方向へ進展する。解説・中島河太郎
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

華道・東流の小川麻衣子が毒殺された!京流の久条麗子とともに、華道界をになうホープだった彼女こそ、名探偵・キャサリンが華道を習うはずの人であった。真相を探るうち第2の殺人が…。巨大な女の帝国の、裏面に渦巻く、醜さ、欲望、そして殺意!舞台は京都。大胆なトリックが冴えわたる、傑作推理小説。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 新書: 233ページ
  • 出版社: 光文社 (1975/09)
  • ISBN-10: 4334022766
  • ISBN-13: 978-4334022761
  • 発売日: 1975/09
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 938,682位 (本のベストセラーを見る)
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形式:文庫
山村美紗といえばトラベル・ミステリーのひとつで、2時間ドラマの定番「京都観光名所殺人」の作家として知られるが、本書はその「はしり」の作品。

本書は、三条通・四条通と京都の東西路を走る通りの順に事件が起きるという趣向が面白いのと、メイントリックも簡単でいてなかなか気づかない盲点を突いており、作者髄一の傑作といえる。

ただ、本書の成功により、この後「京都観光名所殺人」シリーズに手を染めていった結果、作品の質の低下を招いてしまい、以後の作品は読む気がしなくなった。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
多くの推理小説を残した山村美沙にとって、京都を舞台にした最初の作品ですし、後に沢山の小説に登場するミス・キャサリンが初めて推理を試みたわけですから、山村美沙の全作品の中でも重要な位置を占める作品です。ペアを組む浜口一郎や京都府警の狩矢警部などお馴染みの登場人物の初出の作品でもあります。

1975年9月にカッパ・ノベルスとして出版され、1981年8月に文春文庫から、1986年11月に光文社文庫から、1989年11月に講談社より山村美沙長編推理選集として、1999年12月に徳間文庫から、2001年1月に埼玉福祉会から大活字本シリーズとして出版されたという履歴を見るだけで、彼女の代表作品の一つだと言えるでしょう。

この作品はトリックといい、登場人物の描きた方、動機など瑞々しく描けており、多作の作家となった後年の作品とは一線を画しています。ベスト・セラーを生み出した作家でしたから、出版社の要請もあって量産は仕方がないことかもしれませんが、本作のようにプロットの練られた作品が多ければ、後世にずっと読み継がれる小説家としての評価が固まったのに、という思いがあります。

山村美沙は池坊準華監で華道には相当な心得がありますし、茶道の師範免状も取得していますので、本作品の舞台や登場人物の背景への知識は確かなものですから作品の描写に深みを与えています。家元制度のあり方やその収入構造などは本作成立の大事な要素の一つで、効果的でした。『花の棺』というタイトルも良く練られたものだと思います。
京都の名所もふんだんに登場します。本作の成功により、山村美沙の作品傾向が固まったのでは、と考えられるエポックメイキング的な小説だと評価しています。
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形式:文庫
来日した美貌のアメリカ副大統領令嬢キャサリン・ターナーがボディー・ガードの浜口と,京都でおきた連続殺人事件に関わり,探偵役にはまる。
東流の小川麻衣子,京流の家元,東流家元,大学助教授が堀川通り沿いの二条城,空也堂,興正寺,そして京都駅で起こった殺人事件の犯人は,意外にも,西流家元の後継者と目されていた久条麗子だった。
彼女の動機は,西流家元に蔑ろにされ自殺に追い込まれた母を思っての復讐だった。
西流の御曹司と小川麻衣子の逢引きのメモから,事件の真相がわれる。トリック・メーカーであり,卓抜なストーリー・テーラーである作者の才能がうまくかみあった佳作である。
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