高山侑子はデビュー以来、どうもアクション系統の作品が多いが、個人的には邦画史に残る傑作と思う
「女の子ものがたり」のみさ役が一番好きだ。
撮影の順番としては本作の後になるのだろうが、感情の起伏も演じられる女優なので、もっと幅広いジャンルに
挑戦して欲しいものだ。美人系統ではないが、活動写真的な「華」がある女優だと思う。
ところで、ジャケットにも出ているカバンの持ち方だが、かなり持ちにくそうなのだが、あれは高山のアイディアだろうか・・・
作品としては「花のあすか組」と付いているが、つみきみほ版のそれとは原作も違うし、アクション/脚本ともに
甘い仕上がりで、この点で評価できるところはあまりない(笑)。
しかし、凄いのが俳優陣で、高山侑子以外にも照英、佐藤寛子、そして石田卓也まで出演している。
単館上映シネマとは思えないレベルの顔ぶれじゃないか、これ。
敵役の佐藤寛子は、かなりシェイプアップしており、黒幕としての存在感を見せた。ただし、殺陣は大いに頂けなかったが・・・
監督もよくあのテイクでOKを出したものだと思うぞ。
全般的にアクションシーンがダメなので、観ている方もなかなか「ノレない」のだ。
石田卓也は恐らく1日撮りだと思うが、やはりこういう俳優が登場すると、画面が締まる。現代の若手俳優の中でも
ピカ一の実力があるので、正直レベルの違う芝居だった。
特典映像は20分弱のメイキングが収録されている。
まあガールズムーヴィーみたいなものなので、撮影現場は若手女優たちがそれはそれは楽しそうだ(笑)。
監督も娘の年頃ばかりでは、厳しい指導も出来なかったのかも知れない。
殺陣のメイキングも少し入るが、これまたゆるーい感じが最高である。
内容としては2つ星が目いっぱいだが、俳優陣の凄さに対して1つ追加の3つ星です。