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花にもの思う春―白洲正子の新古今集 (平凡社ライブラリー)
 
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花にもの思う春―白洲正子の新古今集 (平凡社ライブラリー) [文庫]

白洲 正子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

定家の巧緻、西行の漂泊、式子内親王の憂愁…歌人たちは、その洗練を極めたやまと言葉にどのような心情を託したのか?鋭い感性と深い人間的共感で生き生きと描き出す、絢爛たる和歌の世界。

内容(「MARC」データベースより)

定家の巧緻、西行の漂泊、式子内親王の憂愁…歌人たちは、その洗練を極めたやまと言葉にどのような心情を託したのか。鋭い感性と深い人間的共感で、絢爛たる和歌の世界を生き生きと描く。85年刊の再刊。〈ソフトカバー〉

登録情報

  • 文庫: 285ページ
  • 出版社: 平凡社 (1997/07)
  • ISBN-10: 4582762077
  • ISBN-13: 978-4582762075
  • 発売日: 1997/07
  • 商品の寸法: 16 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sk-28
形式:文庫
この本によると、三島由紀夫は、『新古今和歌集』を忘れたから、日本語が汚くなった。と述べたそうである。

幼い頃に国語辞典を読破したという三島だからこそ、そう言えたのかもしれない。そう考えてしまうほど、『新古今和歌集』は、筆者の言うように、『一時一時目を凝らして読まなければ意味が分からない』和歌ばかりである。

だが、その難解な『新古今和歌集』を、和歌の歴史解説と『新古今和歌集』のメジャーな歌人についての解説を以って、分かりやすいものにしてくれた筆者に、敬意を表したい。

(NHKで取り上げられた『西行』(新潮文庫)とあわせて読むと、『新古今和歌集』の世界がより広がるだろう)

『新古今和歌集』だけではなく、それまでの和歌の歴史も知ることが出来る、二度おいしい本である。
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
 万葉と新古今はどう違うのだろうか、という疑問を持っていたところ、本書で一つの答がえられた。よく引き合いに出されるのが「田児の浦ゆ…真白にぞ…降りける」と「田子の浦に…白妙の…降りつつ」について万葉の時代と違って新古今の時代はあらわに言わないで優雅な情趣を重んじた。また、「…夏来るらし…乾したり」と「…来にけらし…干すてふ…」について新古今時代の平安京では万葉原歌の香具山は地理的にも心理的にも遠い存在になっていたので、こういう間接的表現も当然だと言う。さて、この歌に関して中西進先生の東歌にヒントを得てこの諧謔的な歌を作ったのかも知れないという説に「どちらが先にできたか確証がない」と反論しているところが痛快である。「神山をユーモアの対象にするなんてことは、許されなかった筈である」と本気で怒っているような口調に、ユーモアがある(と言えば失礼に当たるか)。率直なもの言いに好感をもつ。
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