美しい倒錯で難解な世界を期待して観ましたが、見事裏切られました。
苦しい、痛い、辛い、可哀相、・・でも強い、そして本当に綺麗。
杉本彩の完全勝利!!
絡み・・というより試合(それもかなり激しい一流格闘家同士の死闘)
・・一言で言えばそんな感想ですが、
作品としての見ごたえは充分、期待して良い映画です!
(但しかなり疲れるので、簡単に映画を観たい時には不向き)
杉本彩さんは、TVでも、この映画の中でも、とても美しく好きですが、いつも全く色気が感じられない不思議な女優さんです。
この映画の中でも、身体も、顔も、表情も、ダンスも、縛られてよだれをたらしているシーンでさえ、最高に美しいのに、
全裸になっても全くいやらしさを感じさせないのは、さすがと言うべきか、残念と言うべきか・・
やはり、色気、いやらしさと言うのは、「ちょっと性格が悪そう」「ちょっと身持ちの悪い女性」
そして「媚び」あるいは「無垢」「計算してない隙」がないと成立しないのだろうか?
完璧な女性は性的にはそそられないのだろうか。
と考えさせられました。
撮影はかなり大変だったそうですし、本当に美しい全裸、見せきる潔さ、根性は素晴らしいですが、
どこかミスマッチのような残念感が残るので星四つ。
野村宏伸さんの演技はいつも同じで、今回も「虚勢をはっているが内心ビクビクしている青年」
しかし、そんな野村さんが出てくると、とてもホッとする不思議な存在感が印象的でした。
ものすごい状況の中で愛する家族(夫)に会えた時の安心感が出ていた気がします。
ストーリーについては「夢の話」として流してシーンづつを観た方が分かりやすいかもしれません。