真備シリーズの短編集です。
えっと、大ファンなのですが、
真備シリーズ2冊を読んでいない。
なんちゅう不届き者なのでしょうか。
ゴメンナサイ。
常々、道尾秀介は、
「人間の真相心理を書くにはミステリー技法が一番」
と言っています。
それを如実にあらわしたのがこの作品集だと思います。
どれも、打ち明けられない過去があって、
その過去が悲惨な事件を起こしたり、起こそうとしたりする。
辛い物語の連続でした。
まさに道尾ワールドでした。
一つ目の「流れ星の作り方」は
眠れなくなる夢十夜 (新潮文庫)で読んでいたのですが、
再読してもやはり面白かった。
「モルグ街の奇術」のトリックはニヤリとしました。
いやぁそれぐらい俺でもわかるよ〜。
って想って読んでいて、その通りになって、
ほらね。
と得意げに想っていると、
最後にやられました。。。
二歩も三歩も先をいく展開に脱帽です。
「オディ&デコ」の事件日の使い方、さすがですね〜。
気づかないっすよ。
普通にああ、そういう季節の話なんだなと想っただけだもん。
それが事件の解くカギになるとか想わないっしょ。
「箱の中の隼」の伏線の回収はさすがです。
コーヒーの伏線とか唸りましたよ。
冒頭で???が頭に浮かび、なんだこれ?と感じていて、
読んでいるうちにそれを忘れていたのですが、
最後におおおおおおおおって感心しました。
最後の「花と氷」はヒューマン性が強く感じられました。
おじいちゃんの気持ちが人間くささが伝わってきました。
トリックも結婚式のブーケプルズとかかっているし、最高でした。
一番好きかも。
豆のにしかわのコーシーのみたくなりました。