数百年、もしかしたら数千年生きるかもしれない悪魔のビビ。
そんなビビにとって、数十年と言う、はかなくほんの短かな時間しか生きない人間の「はな」との人生は、どんなものだったのだろう…きっと、その短い時の間に「幸せ」をいっぱい見付けたんだと、そう思わずにはいられません。
今でも「ずっとずっと一緒」と言う言葉、思い出すだけでも涙が止まりません。
読者はきっと切ない気持ちでいっぱいになって、胸が苦しいと思います。
寂しい、悲しい、切ない…そう思うかもしれないですが、違いないのは、はなもビビも「世界一の幸せ者」と言う事。
美しいだけのラストだったら沢山あります。正直あたしも「ここで終わった方が読者はスッキリするんじゃ…?」と思う所がありました。
ですが、ここまでの物語を描く音さんは素晴らしいと思います。
何度読み返しても、最後のページで、今までの物語があたしの頭の中で走馬灯の様に蘇って仕方ないです。
その度に、はなとビビの生活を思い出しては、涙が溢れるんです。