余り期待せずに手に取ったが・・
読み始めると止まらず、一晩で一気に読みました。
そして誓った。俺もますます「バカになる!」と。
猪木ファンなら知っている事実も多い。
が、この本は猪木がそのまましゃべっている=たぶん、
ゴーストライターによるものだろう。
が、まさにしゃべりをそのまま書いているので臨場感があり、
目の前に猪木さんがいるようだ。
私は知らなかったが、あの猪木でも自殺を考えたことがあると
初めて知った。
そして、だからこそ、弟子の安田が「あの奇跡の勝利」を収めた後、
昨年、自殺未遂を計った経緯も赤裸々に触れている。
その怠惰な安田の生き様、猪木のチャレンジと失敗の数々・・
それは昔、自殺未遂した私の姿であり、ダメなときのあなたの姿でもあるはず。
「闘魂」は師匠の力道山からの伝承。
力道山は表向き、戦後復興を鼓舞する日本人のスーパーヒーロー。
が、実はその対局にある在日北朝鮮人としての出自を隠し、
燃えて怒るしかなかった力道山の悲しみも手に取るようにわかる。
これはたぶん、今の自殺を考える若者への「生きろ!」という応援歌だが
それは猪木の、バカな自分を鼓舞する自らの応援歌でもある。
しかし、猪木は凄い詩人だ。
それも、行動しない瞑想だけの詩人ではなく、
自分が体験したことから出る命の詩(うた)。
これは第一級の自己啓発・成功哲学本だ!
まさに闘魂人生。猪木さんを尊敬します。