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花から花へ

ネトレプコ(アンナ) CD
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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1. 歌劇「椿姫」~ふしぎだわ!ふしぎだわ!…ああ,たぶんあの方よ…ばからしい!これこそ無意味なうわごとだわ!/私はいつだって自由(ヴェルディ)
2. 歌劇「夢遊病の女」~ああ!彼が他の女性を祭壇に導く前に/ああ!花よ,お前がこんなに早く/ああ!私がひたっているこの喜びは(ベッリーニ)
3. 歌劇「カプレーティとモンテッキ」~私はこうして晴れの衣装を着せられて…ああ!いくたび(ベッリーニ)
4. 歌劇「オテロ」~「ご主人様のお心は」…「私の母は一人の気の毒な女中を使っていたの」/寂しい荒野に歌いながら泣く/聖母マリアよ(ヴェルディ)
5. 歌劇「ジャンニ・スキッキ」~ねえ,やさしいおとう様(プッチーニ)

商品の説明

内容(「CDジャーナル」データベースより)

期待の若手ネトレプコの第2弾。有名な2つの狂乱の場(「清教徒」「ルチア」)など、イタリア・オペラの規模の大きなアリアを中心に収録。彼女の美声と力量が存分に発揮された1枚。

内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)

脆くも気丈な女心の葛藤を描く『椿姫』から一途な想いを伝えるラウレッタまでネトレプコの歌声はわれわれを魅了してやまない。『ルチア』や『清教徒』に聴ける目の覚めるコロラトゥーラには非の打ちどころがなく、初挑戦の『オテロ』で示されるリリカルな感情表現も光彩を放つ。巨匠アバドが全幅の信頼を寄せて指揮を引き受けたのも頷ける絶佳なる歌唱だ。錦上に花を添えるのがこのアバドによる入神の美技。一つひとつのフレーズに血が通い、生命感にあふれた響きに心がときめく。瑞々しい感覚に満ちた珠玉のアリア集である。 (山本義彦) --- 2004年11月号

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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:CD
わたしがアリア集のCDを聴き始めた頃、ママは「日曜の朝からオペラのアリアなんか
かけないでちょうだい。胸が苦しくなって、なんにも出来なくなるから」とよく言った。
「あなたが平気でそんな音楽を聴けるのは歌詞の意味がまだ分かっていないから
かしら、それとも感じ方が違うからかしら」とも言った。
ママは全然オペラのファンじゃなかったけど、歌詞もストーリーもよく知っている。

このCDはネトレプコさんの声が好きなので買った。一枚目のCDと全然違う!!
なにがって、選曲です。一枚目のCDはポピュラーなアリアばかりで誰でも「ああ聴
いたことがある」とニッコリできる選曲でした。これは違う。薄命のヴィオレッタ
が精一杯の光輝を放って歌うセンプレ・リーベラに始まって、このCDに入っている
アリアが歌われる場面を考えてみてください。

身の潔白を疑われ、恋人の愛情を失った嘆きを歌うアミーナ【トラック4】
恋人に捨てられたと思い半狂乱になり、父親を恋人と間違えるエルヴィラ【トラック6,7,8】
望まぬ結婚の初夜に結婚相手を殺して恋人への想いを歌いながら死ぬルチア。
何の落ち度もない貞淑な妻なのに夫オテロに貞操を疑われ、
今夜夫に殺されるとも知らずベッドに一人入る前にデズデモーナが歌う「柳」そして
アヴェ・マリア【トラック13,14,15】

ドラマチックで重い内容のアリアが続いて最後にネトレプコさんが静かに歌うデズデモーナの
アリアの物凄い寂寥感!今夜、デスデモーナはこの歌を歌ったあと、夫に絞め殺されるんです。
そういう運命の女性のアリアを歌うネトレプコさんの静かで内省的な素晴らしい歌唱。
この歌唱を聴いて胸が苦しくならない人がいるでしょうか。
このCDの最高の聴き所といったら、このアリアです。わたしは。

ここまでまともにこのCDを聴いたら、普通ではいられません。
わたしは晩御飯のまえにこのCDを聴いてしまい、ご飯を食べるときにデズデモーナ
を思い出して涙がポロポロ出ました。ママに「どうかしたの?」と訊かれた。

このCDはそういうCDです。アンコールに明るいメロディのオーミオ・バッビーノ・
カーロを入れて、少し気分を盛り返そうとしていますが、苦しくなった胸は元には
戻りません。
表紙のネトレプコさんは挑むような目つきでこちらを見ています。
「私の芸術にあなたはついてこられるの?」
そう言っています。日曜日の朝に聴ける音楽ではないことは確かです。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
歌う女優!! 2006/1/22
形式:CD
1枚目のアルバムに引き続き「上手い!」の一言。深みのある美しい音色と柔軟性をもったネトレプコのアリアが存分に楽しめる1枚。CDジャケットの美しさも、このCDを手にとった人だけが味わえるという感じだ。

もはやここにいるのは「歌手」というより「歌う女優」。表現力があり、聴いていると情景が目に浮かぶようだ。「少し危険な役が好き」という彼女にはぴったりのアリアが納められている。この中で最も私がお薦めするのは1・2曲目にはいっている「椿姫」のアリア。

ネトレプコにははまり役だと思う。高級娼婦役だが、美しく華やかな世界に身を置く「ヴィオレッタ」役にこれほどピッタリな歌手がいただろうか?舞台演奏(ビデオ)を観たが、食い入るように観てしまった。

声で人を惹きつけ、その美貌と色気で観ているものをとりこにする。

そして、どんな音も、装飾も、乱れずに正確に演奏するので思わずCDを聴いていると感心のため息が漏れる。

多少、重く歌っているようなところもあるが、全体としては満足のいく演奏です。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:CD
彼女の美貌は定評がありますし、このアルバムのリーフレットでも舞台風景のスナップ・ショットや華麗な衣装に身を包んだ彼女のポートレイトが掲載してありました。

幅広い音域をもち、たっぷりとした声質のソプラノです。その美貌ゆえマリア・カラスの再来と言われていますし、実に巧みな表現力からもそれが伺えます。

ヴェルディ《椿姫》から〈ああそはかの人か…花から花へ〉、ベルリーニ《夢遊病の女》から〈おお花よお前に会えるとは思わなかった…おお思いもよらないこの喜び〉、ベルリーニ《清教徒》から〈やさしい声が私を呼んでいた…さあ、いらっしゃい愛しい人〉、ドニゼッティ《ランメルモールのルチア》から〈優しいささやきが…香炉はくゆり…苦い涙をそそげ〉、ヴェルディ《オテロ》から〈泣きぬれて野のはてにひとり…アヴェ・マリア〉、そしてボーナス・トラックのプッチーニ《ジャンニ・スキッキ》から〈私のお父さん〉と世界の過去のプリマ・ドンナに挑むかのような選曲です。
それを実に堂々と歌い上げているわけですから、拍手喝采なのは言うまでもありません。

オペラの頂点にたったクラウディオ・アバド指揮、マーラー・チェンバー・オーケストラ、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ合唱団をバックに従えて、臆することなく、これらの難曲をいとも簡単に魅力的に歌うわけですから、人気が出るのも当然でしょう。役どころをしっかりと捉え、その心情を声にのせるという技巧も十二分に持ち合わせています。
狂乱の場でのコロラトューラもしっかりと声が出ています。コロラトューラの音楽を歌うよりも太い声質ですが、音域の広さが他のディーヴァにない持ち味となって伝わってきました。

ラストの〈私のお父さん〉の伸びやかな歌唱を本場のイタリアの合唱団員はどのように感じ取ったのでしょうか。これぞ名唱、これぞ名プリマ・ドンナといった演奏でしたので。
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