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芭蕉紀行 (新潮文庫)
 
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芭蕉紀行 (新潮文庫) [文庫]

嵐山 光三郎
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

これまで振り向かれなかった足跡にもスポットを当てた、空前絶後の全紀行。芭蕉の衆道にも踏み込んだくだりは圧巻。各章絵地図入り。

内容(「BOOK」データベースより)

『野ざらし紀行』『冬の日』『笈の小文』『奥の細道』はもちろん、従来の案内書にはない『かしま紀行』『更科紀行』ゆかりのスポットも完全網羅。中学三年で芭蕉の言霊にふれ、自らも「旅を栖」とする著者が、足と目と感性で俳聖の全足跡を辿る。研究者のあいだではタブー視されている、蕉翁の衆道にも踏み込んだ稀有な書。沿道の美味な食べ物も紹介。著者手描きの絵地図入り。

登録情報

  • 文庫: 381ページ
  • 出版社: 新潮社 (2004/03)
  • ISBN-10: 4101419078
  • ISBN-13: 978-4101419077
  • 発売日: 2004/03
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 73,151位 (本のベストセラーを見る)
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紀行文の品格 2005/4/29
By 麻冷 VINE™ メンバー
形式:文庫
紀行文は難しい。景色を愛でても、美味しい物を並べても、それがどうした、となまじなことでは読者にそっぽを向かれる。そのうえ知られすぎている芭蕉を旅しようというのだから、よほどの筆力を要する、と思われるが、嵐山光三郎の俗にして雅、新しき町から古きを訪ねる姿勢、芭蕉研究においては他のものの追随を許さぬ博識ぶり、何よりも、いつも感じる文体の品の良さ。ふ~んと驚く、あまり知られていない芭蕉像も垣間見せてくれて、楽しい本である。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:文庫
この作品は「奥の細道」を読んでから挑戦してください。本書には2つテーマがあります。まず一つは芭蕉です。実と虚の間で幻視を求める作業、そこに著者は芭蕉の本質を見出しています。「奥の細道」に潜む虚構と事実の違いには理由があるのです。著者のアプローチは、芭蕉の足跡への旅と丹念な解読です。その足跡には、生まれ故郷の伊賀上野、そして「野ざらし紀行」、「笈の子文」、「鹿島詣で」、「更科紀行」までもが含まれます。そして一つ一つ秘密が明かされていきます。どれもそれ自体はたいした秘密ではないのかもしれません。しかしながら、同じ句でもこれほどの解釈の違いがあるのですね。「夢は枯野」も時世の句とは解釈されません。そして義中寺への埋葬の理由もです。
第二のテーマは旅です。どのように旅をするか。もはや過去のかけらもないと思われる現代にどのようにして過去の痕跡、地霊をたどるか。そのような旅とはいったいどういう作業なのか?時間の経過にもかかわらず、そこに必ず何かを著者は捜し当てます。近年の変化の激しさにも関わらず、著者は300年以上前の人物との魂の交流を可能にする痕跡を創造的に発見していくのです。
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