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艶紅(ひかりべに) (文春文庫)
 
 

艶紅(ひかりべに) (文春文庫) [文庫]

藤田 宜永
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

詩情あふれる京都を舞台にした直木賞の原点
37歳独身の女性染織作家と、妻子と別居中の競走馬装蹄師が、雪の京都で運命的に出会う。激しく燃え上がる二人の愛の行方は……

内容(「BOOK」データベースより)

生まれ育った祇園の茶屋を嫌い、生家を出て染織作家となった37歳独身の久乃。栗東で競走馬の装蹄師をしている、妻子と別居中の恵一郎。ある雪の日、縁切り寺と呼ばれる安井金毘羅宮で出会った二人は急速に惹かれ合っていく―。直木賞受賞作の原点とも言うべき、京都の四季を舞台にした詩情溢れる恋愛小説。

登録情報

  • 文庫: 466ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2003/09)
  • ISBN-10: 4167606054
  • ISBN-13: 978-4167606053
  • 発売日: 2003/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 318,682位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
主人公、久乃の揺れながらも、最後にはきりっと居ずまいをただし、結論をだす凛々しさが美しい。惚れぬいた相手にほど、こういう決断、なかなかできない。でも、そこが大人なんだと思う。

藤田宜永の恋愛小説はいずれも好きだけど、この作品は読み進むほど胸に迫って印象深い。彼って男性なのに、どうしてここまでリアルに女ごころが描けるのだろう? 

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 美花絵留 VINE™ メンバー
形式:文庫
馬の装蹄師と、染色作家、男49歳女37歳、職人同士の中年の恋愛、藤田氏の得意とするパターンである。別居中の男と、独身の女、何の障害もないように見える二人に訪れる別れ。中年だからこそ起こりうる、悲劇が降りかかる。藤田氏は大人の恋愛を描くのが、本当にうまいと思う。

人生、白紙に戻ってやり直したいと思っても、それまでに蒔いてしまった種は知らないところで大きく、意外な方向に育ってしまう。大人になればなるほど、そのしがらみからは逃れられない。そんなことを強く感じさせる小説だった。

最後に見せる久乃の女としてのしたたかさに、同じ女性として複雑なものを感じた。

このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
個人的に恋愛物はありきたりの惚れた、別れた、あるいはお決まりの肉欲に溺れる不倫。という作品が多いので食指が向かないのですが、久々に当たった恋愛小説です。

京都を舞台に蹄鉄師の男と祇園のお茶屋で生まれ育ちながら、染物屋に勤める女との「職人同士」の大人の恋。それも単に感情に溺れることなく、互いに生業を理解・尊重し助け合いながら障害を乗り越え、生きていこうとする様を読んだ後は、「理想の恋愛ストーリー」に憧れた若かりし頃の思いを再燃させてくれるものがあります。

随所に挿入される京都の四季も、きっちり「落として」くれるラストもお見事。星4つにしたのは、もっと長編にしてもっと楽しみたかったからです。

女性のみならず、男性(特に中年層)にぜひ読んでいただきたい一!冊。

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