出版社/著者からの内容紹介
***著者シシルは、現在のベルギーにあたるモンスで生涯を送った紋章官。15世紀前半にアラゴン王アルフォンソ5世に仕えたとされる。
第I部では、紋章指南書として色の意味を解説。紋章を構成する七つの基本色のシンボリズムが、聖書や古典文学作品、史書の豊富な引用によって語られる。第II部はアリストテレスの色彩論を紹介。当時の色彩感情を余すところなく伝えている。
フランスで16世紀中に10以上の版が出され、続くイタリア語訳は7つの版を重ねた〈隠れたベストセラー〉。イタリアの人文主義者たちの色彩論に影響を与えた。ホイジンガが『中世の秋』(1919年)でこの書の記述を紹介し、中世の色彩文化を伝える重要な史料と見なされるようになった。
内容(「BOOK」データベースより)
古典古代から中世を通じて蓄えられてきた博物学の知識を縦横に駆使し、色の使い方の歴史的経緯と、色にこめられた象徴的意味合いを集大成。