粋で色っぽい着物の着方とは?を映画や物語、歌舞伎…
ありとあらゆるサンプルを出して、明るく語るこの本。
いままで私が読んだ着物本の中では、かなり異質で
極めて楽しい本でありました。
ともかく著者がとてもよく「着物」や「着物のある風景」を
観察しているのです。まるで自分がその場にいるような
錯覚に陥るほど小気味いい語り口です。
江戸文学からはじめる豊富な知識を、惜しげなく、
嫌味無く散りばめて、これでもかと「色っぽさ」を追求する。
喝采したいくらい面白く、きっちりと胸がすく一冊です。
この手の大きさの本でも多色刷りのモノが多い着物本の中、
とてもシンプルな色使いながら、飽きることなく
読み進めました。文章から色香がただよう感じです。
自分の着物ライフを省みて「色っぽさ」のかけらも
無かったことを猛反省。キレイなおばさんになってやる!
と誓いました。