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この本に収められているソンタグの言葉は、上からものを見る知識人のそれでも、自分の経験だけで語ろうとするジャーナリストのそれでもなく、常に不安定な境界に身を置き、自己を律して、懐疑的にものを見て発言する人間のそれである。何かに関心を持つことよりも、何に無関心であるかが、その人の人間性を形成するのではないか。それは世界が自分だけのためにあるのではないことに気づくこと、他者の存在に気づくことだからだ。そんなことを思った。
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