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良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫)
 
 

良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫) [文庫]

ポール クルーグマン
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「国と国とが競争をしているというのは危険な妄想」「第三世界の成長は第一世界の繁栄を脅かさない」―いま最も注目される経済学者が、巷にはびこる経済学的俗説を一刀両断!アジアの経済危機を予言した話題の論文「アジアの奇跡という幻想」も収録。

内容(「MARC」データベースより)

「国と国とが競争をしているというのは危険な妄想」「アジアの奇跡は幻だ」-。L.サローラら世界的に著名な識者でさえもが囚われる俗流経済論の誤りを鋭く究明。目からウロコが落ちる痛快評論。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 298ページ
  • 出版社: 日本経済新聞社 (2000/11/7)
  • ISBN-10: 453219010X
  • ISBN-13: 978-4532190101
  • 発売日: 2000/11/7
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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In June 1993, Jacques Delors made a special presentation to the leaders of the nations of the European Community, meeting in Copenhagen, on the growing problem of European unemployment. 最初のページを読む
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5つ星のうち 4.0 2008年ノーベル経済学賞受賞!という帯につられて買いました, 2008/11/24
By 
FreshAir - レビューをすべて見る
(トップ10レビュアー)    (殿堂入りレビュアー)   
レビュー対象商品: 良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
「決定的な点は、限られた市場をめぐる企業間の競争とは違って、貿易がゼロサムゲームではなく、ひとつの国の利益がほかの国の損失になるわけではないことだ」「国際競争によって国が存続できなくなることはない」「貿易相手国より生産性が明らかに劣っている国でも、貿易によって通常、打撃を受けるのではなく、恩恵を受けることになる」

2008年ノーベル経済学賞受賞!という帯につられて買ってみた。予想よりちょっと古い内容の本だった。インターネットは出てこないし、ソ連が出てくるし、クリントン政権だし、Euroの誕生はまだ疑問視されているし、中国は成長を始めて間もないし、インドはほとんど無視されているし、資源や食料の高騰や、地球温暖化も出てきません。

ただ、古いがゆえに、その後の歴史を照らし合わせて読めば、著者の見識が果たして正しいものだったかの検証と確認を行いながら読めるという利点がある。そして、その答えは、おおむねYesである。

例えば、一国の成長が生産性の向上による発展なのかそれとも単に投入量の増加によるものかの見極めが大切であり、その立場から分析すると、当時脚光を浴びていたメキシコ経済の成長は、単に投入量の増加によるものでしかなく、成長する筈だという前払いを受けているだけだからブームは終わる、という指摘は鋭い。実際、その通りになり、その後メキシコ経済は長期低迷に入っている。また、日本脅威論や、旧共産主義国への脅威論に対する当時の分析も、おおむね正しい結果になっているように、私には読める。

レスタ・サローらの並み居る超一流の学者達を敵に回して、経済学の基本から離れることなく徹底的に反論を行い、自由貿易と経済の関係の本当の姿を力強く解説する。絶対優位と相対優位の考えなど、特に自由貿易の経済原理の解説はわかりやすく、時代を超えて一読する価値がある。

ただ、内容は素晴しいけれども、やっぱり本書では扱っている世界が昔すぎて、多少隔世の感があり、かなり控えめにいってもちょっと古い。このため、どなたにも薦められるという本ではないかもしれない。
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 このくらい繰り返されれば・・, 2005/10/15
By 
daepodong (DPRK) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
 本書の主な主張はたったふたつだけ。それが延々と繰り返されるので、いくら鈍い読者でも納得されるだろう。
 ひとつはリカードの比較優位説を引いて「自由貿易は国内経済の成長を阻害しない」ことの立証であり、もう一つは「生産性が向上しない限り恒常的な経済成長はあり得ない」ことの力説である。
 前者については、「貿易はゼロサムではなく、プラスサムである」というのがわかりやすい表現だと思うのだが、この表現は本書中で一ヶ所しか使用されていない。自由貿易はすべての国にとってプラスである、という主張に見えるが、他国からの物資の輸入に必要な資金が極端に少ない途上国、というより、貧困国についても当てはまるかどうかは特に書かれていない。著者が念頭に置いているのが途上国以上の経済力のある諸国だからである。
 後者については'60のソ連・東欧の経済成長を例に引いて、投資に見合うだけの経済成長は短期的なものに留まるという教訓が、'80-'90の東アジアについても当てはまるという議論である。特に中国の経済成長についてもどちらかというと批判的だが、中国が生産性向上に努力しているかどうかでこの評価が正当であるかどうかが決まる、というのが本書の結論でもあるだろう。
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21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 国際経済学版「ダメな議論」を斬る!, 2006/12/25
レビュー対象商品: 良い経済学 悪い経済学 (日経ビジネス人文庫) (文庫)
 「貿易を通じて国と国とは競争している」等一般に流布しているダメな俗説を、当代一流の国際経済学者が真っ当な経済学の知識をもって論破してゆきます。と言っても専門家にしか理解できない数式などは一切出てこないのがミソ。ダメな論者のデータ処理の拙さを指摘したり、至極簡単な比率計算による影響分析で米国内の実質賃金の減少に貿易がほとんど寄与してないことを実証したり、学部生が1時間目に習うような恒等式でもって貿易収支黒字と資本流入が共存することはあり得ないことを述べたり。今年好評だった「ダメな議論」(飯田泰之著・ちくま新書)で述べられた「ダメな議論」の見分け方を彷彿させるような論の運び方は見事です。
 
 本書の内容は'90年代前半を対象としており少し古いですが、最近の中国の経済成長に刺激された脊髄反射的な「中国脅威論」を退けるには、本書のロジックは残念なことにまだまだ必要なのです。
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