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良い指揮官・良くない指揮官―14人の海軍トップを斬る! (光人社NF文庫)
  

良い指揮官・良くない指揮官―14人の海軍トップを斬る! (光人社NF文庫) [文庫]

吉田 俊雄
5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本海軍のトップリーダーたちの指揮統率ぶりを一刀両断に抉った異色の海軍人物論。太平洋戦争で作戦を立案し、兵を動かした“連合艦隊の頭脳”たちを、その目的達成度、コスト、心の問題、手際、成果について実例で提示した勤務評定。新視点、逆転の思考から生み出された「組織と人間」を考える話題作。

内容(「MARC」データベースより)

連合艦隊の頭脳たちの勤務評定。指揮官は与えられた任務をどう達成したか…。14の海軍トップを目的達成度、コスト、手際、成果、心の問題の5項目で評価。21世紀を生き抜く男たちへ贈る、心の処方箋。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 317ページ
  • 出版社: 光人社 (1999/11)
  • ISBN-10: 4769822537
  • ISBN-13: 978-4769822530
  • 発売日: 1999/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
試みは意欲的 2005/12/18
By omr
形式:文庫
(評価は星ひとつではなく、星3つです。表示が誤っています。)

旧海軍の指揮官十四人を評価します。その基準がまず明らかにされています。
1.目的達成度
2.コスト
3.手際
4.成果
5.心の問題

1.は「指揮官は下級者の上にいて指図をする立場であるから、正しい判断をして目的を達成すること」のできる指揮官が良い指揮官となる。その際、2.コストを最小化し、3.計画・実行の巧拙、その速さ、部下の掌握力、戦略・戦術的頭脳が問われ、4.任務をちゃんと達成したかどうかが明らかになる。5.はその中に「自分の仕事に普遍的意義・価値を見出し育てているか」

その基準を明確にした上で、人物を評価しようとしている試みは意欲的です。しかし、その基準に照らして納得的な人物評価がはっきりとできているかどうかは難しいところ。あまり厳密な議論ではなく、この基準をとっかかりにして人物のある側面を考えてみた、程度のパフォーマンスを期待するのが妥当と思われます。

なお、山本長官は人に対する好き嫌いが意思疎通の阻害要因となったこと、南雲が真珠湾攻撃のとき、できないものをできないと言わなかったこと、源田参謀が自分の作戦が通り過ぎることに不安を覚えていたことなどのエピソードはなかなか興味深いものがあります。また、あまり知られていない、中村中佐や浅野大尉といった人物が紹介されているのも特徴的です。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
膨大な資料に対し、限られた紙面の中で各指揮官を評価しまとめきれているか、となると若干無理な部分もあるかと…。

本書の場合、その時代に海軍の「現場」を体験した著者だからこそ書けたエピソードの方が、むしろ読んでいて面白いと思いました。
個人的には江草隆繁の「クソ真面目の上にスーパーがつく」兵学校時代の話など楽しく読ませていただきました。とっても努力家です。真面目な人です。いい人なんです。しかし良くも悪くも純粋培養の兵学校生徒は、世間というやつを知らなかったのです。そんな江草生徒が何をやらかしたのか、詳しくは本書で。

指揮官としての仕事ぶりの評価というよりも、その指揮官がどんな人物だったのか、そして当時の海軍がどんな組織だったのかを知るには良い本だと思います。
一般的にあまり有名でなくても、著者自身が実際に接していた人物などを詳しく取り上げているあたりも独特です。戦後半世紀を経ても忘れられぬほど強烈な印象を著者に与えた指揮官たちがいて、彼らを歴史の中に埋もれさせていくには惜しい、と思って書いたのかもしれません。
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