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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大人のための青春本,
By 次郎 (九州) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 船に乗れ! (3) (単行本)
ちなにみ音楽の知識はまったく無くても完全に堪能できます。これほど感情移入させられる小説は久しく読んでませんでした。その分いい意味で?後遺症が長く残りました。 1巻目は遠くなった自分の高校時代を思い浮かべながら、微笑ましくも羨ましいと思いつつ楽しい気分を味わってました。 高校生になった子供にも読ませたいなくらいの長閑な読後感でした。 そこで2巻目、あまり警戒もなく感情移入していただけに受けたショックは並大抵のものではなかったです。 主人公の受けたショック(あまりに理不尽に思える状況へのやり場のない怒り)がまるで自分の経験のなかで、つい最近起きたかのような 衝撃を受けました。その感情は2日たっても消えず、ある意味辛かったです。 3巻目では、そんな気持ちが解消されるのか、なんとかハッピーエンドに導いてくれるのではとすがる様な気持ちで読み始めたました。 でも3巻目も面白いし納得できる内容だったけど、ざわついた気持ちを静めてくれるものではなかったです。 それは自分の人生を振り返れば想像できるはずで、人生の航海中にハッピーエンドなんてあるはずも無いですよね。 書評の粗筋だけ読めば普通の恋愛、学園もののようなのに。読後のこの感情はどこから来るのでしょう。 最後に主人公は吹っ切れたと語るところがあるけど、3巻読み終わっても未だに気持ちのざわつきが治まらないです。 後、気になって仕方が無いところがひとつ。17歳の女の子の気持ち等わかるはずも無いけど、南は夏休みに別の彼氏と付き合った後、 何事も無かったら主人公とどう付き合うつもりだったのでしょう。だれか聞かせて下さい?
22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
人は少しの喜びと、圧倒的な悲しみを経て大人になる,
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レビュー対象商品: 船に乗れ! (3) (単行本)
第1巻の淡い恋心(でも、そこには影があった)に自分の過去を思い出し(笑)、第2巻の(予想以上の展開に)胸を苦しめられ、且つ考えさせられました。 そして、完結編となる第3巻が満を持して登場。 今まで、小説で楽しんだり、考えさせられることはありました(と言っても、読書量に 占める小説の割合は低いです)。この作品も「音楽とは何ぞや(これはメインでは無い)」 とか「人生とは何ぞや」をエンタメと言う包みに包んで読者の目の前に持って来ます。 でも、それだけでは無いのです。 主人公の様な体験は、現実に置き換えてもレアなケースでしょう。でも、それがもたらす 結果というのは、多くの人が通って来た道、いや、今も通っているのでは無いのでしょうか? 主人公の体験に自分の経験を重ねる・・・それ故に自分の痛み、他人の痛みが、ページを めくる手や文字を追う目から伝わって来ます。 詳しくはネタばれになるので書けませんが、一見、何を意味しているのか?なタイトルも そこらへんを・・・しています。 その結果・・・イイ歳したおっさんですが・・・泣きました。登場人物のそれぞれの想いが −作中で登場する音楽のように−それぞれによって奏でられ、そしてそれはアンサンブル= 分かり合えることもあれば、そこに至らず・・・なこともあるのです。そこら辺をお茶を濁す こと無く正面から堂々と描いています。それに故に涙腺を刺激したのです。 読破後、私の中に湧きあがった感情は何処までも広がる切なさでした。しかし、その切なさ ゆえに、本作は読者の心に響くと思うのです。 そう、舞台は作りごとでも、中身は自分が通って来た道だから・・・ 附:作中に登場するクラシックの各曲。確かに知らなくても、知っていた方がより楽しめる のは事実です。それに藤谷氏の筆運びが上手い。知らないなら知らないで「どんな曲か?」 と聴きたくなるのですから。
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
青春は終わっても、人生は続く,
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レビュー対象商品: 船に乗れ! (3) (単行本)
音楽高校を卒業するまでの最終学年を迎えた主人公・サトルと仲間たち。ある人の「空白」を抱えたまま、最後の時間をそれぞれの道を模索しながら 音を作ってゆく日々。 卒業前提の話なので、感傷的に泣かせに走る手もあるし、あるいは、皆が 成功して立派な音楽家になりました、めでたしめでたし、と、きらびやかに 終わる手もある・・・が、作者は、どちらの手も使わず、淡々と、力強く その「最後の時」を描くのだ。そして、それ以降の大人になった彼のことも。 音楽や恋に打ち込んだ日々を、ただ「せつなかった」「充実してた」と言いきれずに これだけ長い紙数を割いて、そのもどかしさも、わけのわからなさもすべて 描き切ったからこそ、ラストの主人公の静かな姿にグッとくる。
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5つ星のうち 5.0
大傑作
日本では年間約7万点の書籍が刊行されているという。 出版不況が引き起こした洪水のようなものだ。... 続きを読む
投稿日: 2009/11/16 投稿者: ピントゥリッキオ
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