ちなにみ音楽の知識はまったく無くても完全に堪能できます。
これほど感情移入させられる小説は久しく読んでませんでした。その分いい意味で?後遺症が長く残りました。
1巻目は遠くなった自分の高校時代を思い浮かべながら、微笑ましくも羨ましいと思いつつ楽しい気分を味わってました。
高校生になった子供にも読ませたいなくらいの長閑な読後感でした。
そこで2巻目、あまり警戒もなく感情移入していただけに受けたショックは並大抵のものではなかったです。
主人公の受けたショック(あまりに理不尽に思える状況へのやり場のない怒り)がまるで自分の経験のなかで、つい最近起きたかのような
衝撃を受けました。その感情は2日たっても消えず、ある意味辛かったです。
3巻目では、そんな気持ちが解消されるのか、なんとかハッピーエンドに導いてくれるのではとすがる様な気持ちで読み始めたました。
でも3巻目も面白いし納得できる内容だったけど、ざわついた気持ちを静めてくれるものではなかったです。
それは自分の人生を振り返れば想像できるはずで、人生の航海中にハッピーエンドなんてあるはずも無いですよね。
書評の粗筋だけ読めば普通の恋愛、学園もののようなのに。読後のこの感情はどこから来るのでしょう。
最後に主人公は吹っ切れたと語るところがあるけど、3巻読み終わっても未だに気持ちのざわつきが治まらないです。
後、気になって仕方が無いところがひとつ。17歳の女の子の気持ち等わかるはずも無いけど、南は夏休みに別の彼氏と付き合った後、
何事も無かったら主人公とどう付き合うつもりだったのでしょう。だれか聞かせて下さい?