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船に乗れ!〈1〉合奏と協奏
 
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船に乗れ!〈1〉合奏と協奏 [単行本]

藤谷 治
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

『読売新聞』(11月8日朝刊)、『本の雑誌』(12月号)、『王様のブランチ』(TBS系11月14日放送)などで紹介された、2009年大本命の〈泣ける〉本!


高校の音楽科に通う主人公・津島サトルと個性豊かな仲間たち。彼らが過ごす音楽漬けの日々に、青春時代のきらめきと切なさを色濃く映し出した、本格青春小説三部作。爽快な第一楽章。

青春の「爽やかさ」と人生の「苦み」をともに描ききった、新たな「青春小説のスタンダード」として話題沸騰です。


お腹の奥のほうからじわりとこみあげてくる「苦しさ」はあった。けれど、そこには、それを圧倒する「青春」と呼ばれる時代のきらめきと、甘やかな刹那があった。
――西加奈子氏(『アスタ』2009年8月号より)

いまもっとも良質な青春小説といっていい。
――北上次郎氏(『本の雑誌』2009年8月号より)

クラシックの知識がなくても、まったく苦にならない。美しいものは切なくて、ひたむきな思いほど、哀しいのだと気づかされる。
――大崎梢氏(『朝日新聞』2009年9月6日朝刊より)

2010年本屋大賞ノミネート作――

内容(「BOOK」データベースより)

音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び芸高を受験したものの、あえなく失敗。不本意ながらも新生学園大学附属高校音楽科に進むが、そこで、フルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。夏休みのオーケストラ合宿、市民オケのエキストラとしての初舞台、南とピアノの北島先生とのトリオ結成、文化祭、オーケストラ発表会と、一年は慌しく過ぎていく。書き下ろし、純度100パーセント超の青春2音楽小説。

登録情報

  • 単行本: 280ページ
  • 出版社: ジャイブ (2008/10/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 486176579X
  • ISBN-13: 978-4861765797
  • 発売日: 2008/10/1
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ100レビュアー
形式:単行本
久しぶりに青春期に於ける等身大の物語に出逢えた気がした。幼少期の傲慢ぶりも、初めての恋愛、その胸のときめきと心掻き乱す感情も、自己嫌悪に陥るような挫折感も、誰もが、かってどこかで思い当たる節があるであろう高校時代の心の揺らめきばかりだ。
一人称、自分目線で“自己にとっての真理”が語られる。ニーチェ、サルトル、ゲーテを愛読し、唯我独尊だった思春期の少年。嫌味なヤツだなと読み進めるうち、これって自分じゃないか、と思えてきた(苦笑)。
高校の音楽科が舞台なだけに、専門用語が多数出てくるが、楽器やクラシックをかじってなくても楽しめるし、主人公たちが、ひとつの楽曲を合奏、協奏していく過程に於いての混乱、動揺、焦燥と奮闘、躍動ぶりは、音楽的素養のない者にも、まるで自分たちが当事者としてその場に居合わせているような臨場感と充足感を感じる。
「僕たちの人生の主役は音楽で、音楽の、この絶対的な美しさの前では、僕らの喜びや悲しみ、怒りや苛立ちなんて、ほとんど意味がない」、なんてフレーズを臆面もなく語らせてしまう無垢の尊大さと、夢中に打ち込める対象を持てる純粋さ。せめぎ合いの協奏が、いつしか恋愛表現に転じていく高揚感と幸福感。
そして、僅かながら場面をさらう金窪先生。そうだ、確かに倫社なんてウチの学校でも何もやらなかった。教科書だけ配布されて、何の関心も抱かなかった教科だが、でも、こんなコンセプトで授業を受けられたら、どんなに楽しかった事だろう。
期待を以て、PART2へと進みたい。
このレビューは参考になりましたか?
27 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
終らない航海 2010/3/14
By マキ VINE™ メンバー
形式:単行本
読む前の印象を、激しく覆された物語でした。
青春音楽物語という帯の詠い文句から、友人たちと衝突したり力を合わせたりしながら主人公が成長していくような、
疾走感のある爽やかな物語なんだろうなと思っていたのです。

主人公はチェロをひく高校生。
音楽一家に生まれ、高校も音楽科、どっぷりとクラシック音楽の世界に暮らしています。
大人になった主人公が過去を振り返る形式で語られるので
物語冒頭から、苦い思い出の話なのだろうということは感じさせられます。

実際に読み進めていくと、これは苦いどころじゃない。
幼い恋と学内オーケストラの苦難を通じて主人公が頑張る、ぐいぐいと読ませられる一巻に続いて
大きな物語の転換となる二巻と結末の三巻は、読んでいて、早く先に読みすすめたい気持ちと
もう読むのをやめたいと思うようなつらさでの綱引きになりました。

音楽に熱中し、楽器をひたすらに練習し、より高みをめざすなかで語られるのは、
見た目爽やかな情熱なんかではなく、もっとどろどろとした、自分でも理解できない自分。
この物語の中で、ある意味音楽よりも大切な要素であるのが「哲学」なのですが
この小説は生きるために「考える」物語。
そしてさまざまな人間関係が描かれますが、なにより「内省」の物語なのではないかと思います。

人はたとえ学校を卒業しても、一つの夢を諦めても、なにか区切りを見つけたようでも、
実は港に辿り着くことのない船に乗り続けてる。
わからないことを抱えながら、なにかを探しながら、諦めながら、迷いながら。
どうしたって逃れることのできない自分の中の自分に見つめられながら。

私は3巻を読みながらどうしようもなく涙を流しましたが、
これは主人公に共感したからとか、悲しいからとか、感情的な涙ではなくて
この物語に激しく心を動かされて、それをうけとめきれなくてあふれたもののように感じます。

ああ楽しかったと、思うような小説ではありません。むしろ苦しい。
けれど、折にふれて読み返したい、読まずにはいられないような大切な存在になりました。

わたしにとっての今年のいちばんに、なるかもしれません。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くわもちじんぺい トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
 エリート音楽一族の中で、なぜか音楽的才能に無縁な一家。ピアノが駄目ならチェロだとお祖父様に決められて努力するが、志望高校に落ちて二流私立へ。素養があっただけにそこでは一転エリート扱い。
 本屋大賞ノミネート作品だったことに興味を持ち、読んでみた。「のだめカンタービレ」でクラシック音楽が盛り上がっているだけに、目新しさを感じない代わりに、安心して読めた。それにしても冒頭から大波小波でストーリーに変化を付けている。今後もどうも大きく浮き沈みがあるように匂わされているが、第一巻の魅力は、クラシック音楽を通して高校生らしい交流で描かれる恋愛の真っ直ぐさ。
 ニーチェの傲岸さが語られる部分が新鮮だった。音楽だけでなく、哲学という題材がうまく小説の味付けとして生きている。
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最近のカスタマーレビュー
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題名を見て中身とは想像できないほど、なかなか感動したよ。
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投稿日: 1か月前 投稿者: たっち。
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音楽に関する記述が、音楽高校出身の作者さんだけに、リアルでした。
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投稿日: 6か月前 投稿者: KK
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うーん・・・
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投稿日: 8か月前 投稿者: せろ弾き
大人が読んでも楽しめる本
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本屋で働いております。
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船に乗れ
結構引き込まれました。チェロが好きなので買ってみましたが、
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投稿日: 13か月前 投稿者: karu
リアルです
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投稿日: 14か月前 投稿者: にゃん太
直球勝負で書き切った著者の力量に感服
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投稿日: 24か月前 投稿者: 狸親父
期待していましたが…
音楽や絵画などの芸術に、自分とは無縁なだけに憧れがあります。
その憧れとレビューの高評価から期待して本作を読み始めましたが、... 続きを読む
投稿日: 2010/4/17 投稿者: かたのゆ
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