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30 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
葛藤する心がぐさっと伝わる,
レビュー対象商品: 舟を編む (単行本)
三浦しをんという作家は、人間の「葛藤」を描かせたらピカイチだと思う。(それは「風が強くふいている」で最も感じたことです) 今回は単純に、「好きな作家の最新刊がでたので読もう」というつもりで読み始めたのですが、結果的に、いまの私の様々な悩み・葛藤に答えをくれる作品でした。 辞書編集部のストーリーということもあって、はじめはとっつきにくいかもしれませんが、登場する人物のそれぞれの人間性から浮きあがる葛藤を、気がついたら共有している、そんな作品でした。 シゴトに悩んでいるひと、恋愛に悩んでいるひと、いろんな人に薦めたい作品です。
32 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ありえない辞書小説 ご本人曰くアホノリだそうです 素敵ですね,
By
レビュー対象商品: 舟を編む (単行本)
一気に最後まで読みました。最初はちょっととっつきにくかった。何せ辞書についての小説ですから。こんなに説明や索引の様な事柄が書かれている小説は初めて読みました。まるで実用文です。でも素敵でした。この後も何度もこの本を手にとっては、言葉をそしてフレーズを見返すような気がいたします。僕は、素人なんですが、こうして文章を書くようになると、やはり辞書を引くようになります。僕が愛用している国語辞書は(角川必携国語辞典)です。村上春樹さんがエッセイで推薦されていたので、神保町の三省堂で買い求めて使うようになりました。内容の評価まではできませんが、使いやすくて、用例もたくさん載っていて、見やすいし、とても気に入っています。これがなければ文章は怖くて書けません。 文章自体はパソコンをパタパタ打って書いているのに、言葉を引くのは昔ながらの辞書です。飽きずにパラパラやっています。その習慣だけは変えられないんです。電子辞書はどうも買う気になれないし、パソコンに辞書ソフトを入れるのも億劫な気がして。手にずしりと重い辞書をとっては言葉を探し、意味を確認し、自分の言葉が正確かどうかを再確認して、そのあと言葉を綴るように文章を書いています。できれば、自分の思いを正しい言葉で伝えたいから。 とても素晴らしいいい本です。魅力ある登場人物と素敵な物語です。普通の単行本とは違う使い方もあると思います。斬新で、古風で、ユニークで、手間のかかる小説を書いていただいて、三浦しをん様もお疲れ様でした。この作品を読むことができてとても幸せです。 そういえば、しをん様は、そんなにチャラ男が憎いんでしょうか。どうもバブル時代の自分達のことを言われている気がしてなりません。これは被害妄想か。
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
あっあー ♪ はってっしーないー,
By
レビュー対象商品: 舟を編む (単行本)
大都会ならぬ「大渡海」という辞書を編纂するストーリー。(このギャグは本編に出てきます。)出版社の地味部門を舞台に、言葉オタクたちが繰り広げるユーモラスな物語。 この本の装丁、実は小説内の「大渡海」の装丁なのです。凝ってますねー。 そもそも、この小説は言葉オタクの作者・三浦しをんさん自身が、言葉を礼賛しているものなのです。 作家が「言葉って面白い」とか「言葉って偉大だ」とか言ったら白けるじゃないですか。 辞書を作る話にしたことで、嫌味なく作家が言葉を大絶賛しているのです。 ストーリーは少し淡々としていて、途中13年も空白があったりして、でもとってもハートウォーミング。
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