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5つ星のうち 5.0
これは良いサンライズ, 2011/11/21
レビュー対象商品: 舞-HiME COMPLETE [DVD] (DVD)
「サンライズ初の萌えアニメ」として宣伝されていた作品だが、萌えよりも燃えに近い。
キャラの魅力は、「アニメーション」による表情や仕草だ。最近は静止画で可愛いキャラが多いが、アニメしてこそのキャラの魅力だと再認識させてくれる。
そして内容は、萌えに媚びる事のない、サンライズらしい作品に仕上がっている。
物語も2転3転し、王道ながらも先の読みにくい面白さ。
恋愛感情の絡む人間関係の愛憎劇だが、複雑ながらも良くまとめているのは「追い過ぎない」適度な距離を保っていたからだろう。
戦闘シーンは、アングルの上手さ、作画の丁寧さ、BGMの使い方、どれをとってもさすがのサンライズと言わざるを得ない。
ご都合主義と思う人もいるかもしれない。
だが、んなチャチなもんじゃない。この展開こそがサンライズの伝統。そして、見る人を熱くさせる理由。
そもそも「都合の悪い話」など、「物語」としての体裁が成立しないものだ。
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5つ星のうち 5.0
サンライズきっての美少女アクション学園ロマン!!, 2011/12/3
レビュー対象商品: 舞-HiME COMPLETE [DVD] (DVD)
2005年に放送され、「サンライズなのに萌え?いいえ燃え!」で話題となった学園アクションアニメ。
終了から数年たった今でも忘れなれない名作であり、自分の創作に劇的な影響を与えた作品でもある。
自分の願望を物質化して武器と成すという設定は、同社の『スクライド』に類似するが、
(そもそも『スクライド』の監督谷口氏が本作の監修にも関わっている)
『スクライド』が男同士の意地と意地ののぶつかり合いを描いた熱血アニメだとすると、
『舞-HiME』は、思春期の少女達の戸惑いや妬みといったリアルな感情の描写に重点を置いている。
想いの深さゆえに相手を陥れる、大切な人のために今まで築いてきた関係を壊す、
人間味のある等身大のキャラクター達の行動は、我々視聴者の心を大いに揺さぶった。
前半の明るく楽しい学園コメディが心地よかっただけに、後半のバトルロワイヤルには賛否両論あったが、
自分は、1クール分の積み重ねがあったからこそ、2クール目以降の愛憎劇がより際立ったものになり、
物語に厚みが加わって良い作品になったと思う。終盤の手汗握る展開には心底ハラハラしたものだ。
それだけに最終回の予定調和的な終わり方には、若干肩透かしを食らった気分だったが、
「でも『舞-HiME』ならそれもいいか」と思わせてくれるような強いパワーを持っていたので、
鑑賞後はとても爽やかなキモチになった。
加えて、『舞-HiME』といえば、女性声優の配役の妙にも注目したい。
中原麻衣・千葉紗子・田村ゆかりといったランティスおかかえの歌姫達を配する反面、
これまでロリ系美少女をメインに演じてきた清水愛に野性味溢れる少女役を、
少年役もしくはボーイッシュな女性役を得意とする進藤尚美にはんなり京美人を、
奥手な女の子役を持ち味としていた南里侑香に素行不良の美少女を宛がった功績は大きい。
また、声優業から遠のいていた岩男潤子と宮村優子が久しぶりに復帰してくれたのも嬉しい。
対して、男性陣は関智一・関俊彦・石田彰といった鉄板の配役で、安心して視聴することが出来た。
コメディとロマンスとアクションのバランスがほどよく鼎立したサンライズきっての名作、
今からでもいいので、未見の人は是非このCOMPLET BOXを購入してほしい。