懐かしの名作「アラベスク」以来の著者のバレエ漫画。ストーリー構成も相変わらず練られていてユニーク、ぐいぐい引っ張ってくれ、センス抜群だと感じました。バレエの天賦の才を持つ少女達が乱舞する華麗なバレエ漫画であるとともに、アル中やDV(家庭内暴力)、親が子供に児童ポルノ出演を強要するなどぞっとするような現代の社会現象も盛り込まれています。それらのヘヴィな内容を含んでいるので多少胃もたれしますが、実際、この漫画をただのバレエ美少女サクセスストーリーでなくし奥行きを持たせているのは、こうした描写なんでしょう。いま2巻まで出ていますが、この先ポルノ出演で心を汚した天才少女・空美がバレエの心をどこまでキープしていけるのか目が離せません。