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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
国語の時間,
レビュー対象商品: 舞姫・うたかたの記―他3篇 (岩波文庫 緑 6-0) (文庫)
私は舞姫を高校の国語の授業で始めて読んだ。舞姫を読むと非常に興奮した口調で豊太郎とエリスとの交歓を音読していた国語教師を今でも思い出す。私は高校時代、舞姫を西洋化による自我や国家に対する使命感について考える教材ではなく、明治の堂々たるラブロマンスのとして読んでいた。そう読めるだけの面白みがこの本にはあると思う。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
雅びやかな文語文のロマンチック作品,
By tttabata (大阪府堺市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 舞姫・うたかたの記―他3篇 (岩波文庫 緑 6-0) (文庫)
表題にある2篇の他、「文づかひ」、「そめちがへ」、ドイツの作家の作品を訳した「ふた夜」の3篇が収められている。鴎外は22歳のとき(1884年)から4年間、軍医としてドイツ留学をした。「舞姫」、「うたかたの記」、「文づかひ」の3篇は、帰国後まもなく発表された、いわゆる「ドイツ土産三部作」であり、残りの2篇も含めて、どの作品にも、悲しみを伴ったロマンチックな物語が、雅びやかな文語でつづられている。「舞姫」は映画化もされたので、その筋を覚えている読者も少なくないであろう。某省からドイツに調査留学していた「余」太田豊太郎は、貧しい家庭の娘で踊り子をしているエリス(「舞姫」という美化された表題は、このヒロインを指す)と恋に落ちるが…。巻末の解説によれば、発表当時、この作品の結末は主人公、ひいては作者自身の評判を悪くしたそうである。しかし、豊太郎は、人間の心の弱さを鋭く描くために作りだされた人物とみるべきであろう。これにくらべれば、他の作品は、読後の時間経過とともに筋を忘れてしまいそうになるほど、あっさりしている。しかし、読中はどの作品も、作者の文体が自分に乗り移るかと思われるほど、読者の心にしみじみと食い込んでくるものがある。難しい漢字には、現代仮名づかいで振り仮名がつけられているので、若い読者にも読みやすいであろう。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ロマンティックで切なくて・・・・。,
By にゃおん "るーる" (北陸) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 舞姫・うたかたの記―他3篇 (岩波文庫 緑 6-0) (文庫)
新しい大型書店ができて、その中にある喫茶店で暇つぶしにでもと20何年かぶりかで「舞姫・うたかたの記」の文庫本を購入した。 格調高い日本語とロマンテックなストーリー、読みやすくなった文章 でおなかが一杯、押入れにしまっておいた宝物を発見した様な気持になった。 「舞姫・うたかたの記」と最初に出会ったのは、中1の頃で土曜日の 午後1時ごろから2時間にわたって放送されていた森鴎外を主人公 にしたドラマだった。 そのドラマ内の劇中劇で「舞姫」を観たのだが、何とも切なくやりきれない ストーリーで最後のシーンで哀れなエリスの姿が今でも焼き付いている。 その、モデルとなったドイツ人女性とのエピソードもドラマで描かれていて 興味深い内容だった。 中1の頃は気がつかなかったが、改めて「舞姫・うたかたの記」を読んでみて 疑問がわいてきた、何故西洋が舞台なのにあえて古めかしい文語体を使用したのか? これはあくまでも私の想像だが、エリスのモデルになったドイツ人女性が森鴎外の 後を追いかけて来日してきてしまった、これは当時の日本では大スキャンダルに なったと思う。 そこで、口語体だとあまりに生生しく自らの女性関係などを詮索される恐れがある 為にあくまでもフィクションだという事を強調、というわけなのだろう。 (新聞など派手な浮世絵で面白可笑しく描かれたと思う・・・・。) 最後に・・・5作品すべてドラマ化希望、アニメ・マンガでも良し。 難解だからと無視するのはもったいない・・・・・。
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