ドラマが大好きでした。舞台も見たかったのですが、遠方で行けずにいたのでDVD化は嬉しいです。
舞台の特質上、DVDでは全体的に俯瞰で見られないと言う欠点はこれは仕方ないです。でも、カメラワークもなかなか良くDVDなりの見方で楽しめました。
本作はドラマの5年後のエピソードです。ドラマ版のキャストからは木山役の大東俊介くん、坊主頭に眼鏡が印象的だった金子(タモト清嵐)くんもメイン出演しています。
2人の会話から、航ら各部員のその後が語られたのも嬉しい所です。
お2人共に初舞台とは思えない安定感のあるお芝居で若いキャストを引っ張っていました。
特に主演の大東くんは木山のその後5年と言う歳月をきちんと感じさせる他を圧倒する演技で、生徒を守る為に体を張る熱い熱い木山先生を文字通り熱演しています。
やる気も人生への希望もない不良達が、新体操を通じて自信や喜び、居場所を見いだして行くテーマはドラマと共通しています。
生徒役の若いキャスト達・良知真次、中河内雅貴、菅田将暉、相馬圭祐、細貝圭、荒木健太朗、三上俊の瑞々しい演技は魅力的です。
彼らがクライマックスで魅せる新体操の演技は、ドラマ版の物より短いなと感じましたが
一発勝負の舞台で、相当なプレッシャーの中、大変だったろうなと思うと胸が熱くなります。
苦言を言うならば、トータル130分と言う時間が少し長く感じた点。
メインキャストではない方達のダンスや体操の演技シーンが度々挟み込まれる演出は正直退屈でした。
そう言う意味では用務員・海流寺役のTETSUさんが披露するダンスや体操についても素晴らしいのは分かりましたが、 あまりにも度々で時間的な尺を採り過ぎているのがしつこく感じてしまいました。そこに時間を取るのではなく、若いキャスト達1人1人をもう少し丁寧に描いて魅せて欲しかったなと思うので☆4です。