実際に大阪に観に行った者として,
注目点を書かせてもらうと,
この物語は,
『トレゾア』という,小さなアパレルショップ(洋服店)が舞台で,
そこで,道重さゆみ以外のモーニング娘。のメンバー7人が働いてるわけです。
ちなみに,
道重さゆみは,テレビで活躍する一流アイドルという設定で,トレゾアの従業員からははずされてます。
そのトレゾアは,近くに大型ショッピングビルが出来たことで客が奪われて,経営が危機的な状況にある,
という設定なんですね。
そこに,辰巳琢郎さん演じる世界的なファッションプロデューサーが,
トレゾアを立て直すためにやって来る。
が,実は,その正体は・・・・
ストーリーの前半は,こういう感じなんですけど。
この設定を見て,『おや?』って思いません?。
アパレルショップ『トレゾア』には,モーニング娘。のメンバー7人が働いている。
道重さゆみは,テレビで活躍する一流アイドルという設定で,トレゾアの従業員ではない,という設定。
この設定っていうのは,
そのまま今のモーニング娘。に重なると思いません?。
そして,そのトレゾアは,現在,
近くに大型ショッピングビルが出来て,客が奪われている・・・・
この『大型ショッピングビル』というのは,
おそらく『AKB48』のことではないですか?。
つまり,この『ファッショナブル』という舞台は,
現在の芸能界,アイドル業界におけるモーニング娘。の今を,そのまま重ねる形でストーリーが進んでいくんですね。
その経営危機の状態にあるトレゾアを立て直すために現れた辰巳琢郎さんは,
トレゾアの従業員に対して,
『君たちは上から目線じゃないのか』
『自分たちの趣味に合わない客なら,来なくていい。そう思っていないか?』
『流行の服を着ているだけの従業員ならば,マネキンのほうがマシだ』
リーダーの高橋愛に対しては,
『君は,一従業員のときはのびのびやれていたのに,
リーダーになった途端に持ち味を出せなくなっている』
『君は本当に従業員たちと真剣にぶつかっているのか?』
など,記憶にあるだけでも,これだけの厳しい言葉を,メンバーたちにぶつけて,トレゾアに変革を要求すわけです。
『君たちは変わらなければならない』と。
もちろん,トレゾアのメンバーたちは反発します。
『あなたに何がわかるんだ』
『自分たち,には自分たちのやり方がある』
『自分たちのやり方で,経営を建て直してみせる』
そうやって,
辰巳琢郎さんとメンバーで衝突してしまうんですね。
ただ,ストーリーの中盤で,
とある出来事があって,
そこに道重さゆみも絡んで来るわけですけど,
その出来事によって,
トレゾアのメンバーは,自分たちの傲慢さ,未熟さに気づく。
そして,その出来事を,どう解決していくか,
どう乗り越えていくのか・・・
そこが,実に見事なんですね。
そして,そのあとに,ストーリーの後半部分に突入していくわけですけど。
確かに,後半部分も感動的なストーリーなわけです。
まさに父と娘の感動物語なんですけど。
でも,私としては,その前半部分のストーリーのほうが,はるかに印象に残っていて。
むしろ,本当は,そっちのほうが舞台としてはメインだったんじゃないのか?,と思うくらい。
つまり,
現在のモーニング娘。は,
AKB48という大型ショッピングビルの存在によって,客を奪われている状態にある。
だから,そこからトレゾア(モーニング娘。)を立ち直らせるためには,
自分たちは変わらなければならない。
AKB48という大型ショッピングビルが存在することを前提に,
これからモーニング娘。は頑張っていく!。
私は舞台を見て,そうメンバーが,ファンに語りかけているような気がしたんですね。
そうファンに宣言するための舞台だったんじゃないか,と。
だから,私は,そこに感動して。
そういう意味で,モーニング娘。ファンには,ぜひ見てほしいストーリーなんですね。
とは言っても,この舞台以降,
本当にモーニング娘。が,ハロー!プロジェクトが変わったか,と言われれば,かなり疑問ではあるんですけど。
特に,モーニング娘。のプロデューサーは,この舞台を観に行ったんでしょうか?。
安倍なつみさんの舞台は見に行って感想書いたりしてましたが。
ファッショナブルに関しての感想っていうのは,読んだ記憶がない。
もしかしたら,あったかもしれないが。
現在のモーニング娘。,ハロプロは,
本当にメンバーの血の滲むような努力によって支えられてると思いますよ。ファンとして。
夏のハロー!プロジェクトコンサート。
内容が毎回違う,なんというコンサートに対応出来たのは,
まさにメンバーの努力によって,でしょ。
『やれ』と言う方は簡単だけど。
プロデューサーは,この舞台を見て,どう思うのかな?。
気になるのはそこですよね。
アパレルショップ『トレゾア』は,
外部から来たファッションプロデューサーによって変革を求められてるわけですからね。