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舌―天皇の料理番が語る奇食珍味 (中公文庫)
 
 

舌―天皇の料理番が語る奇食珍味 (中公文庫) [文庫]

秋山 徳蔵
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

舌は味覚の器であり愛情の触覚でもある。半世紀以上を天皇の料理番として様々な食材を知り尽くした著者が、古今東西の箴言や寓意を織り交ぜながら、秘食・強精について大いに語り、イカモノ談義に華を咲かせる。また味と香りだけではなく歯切れや舌触りなどの触感に焦点をあてた名著。半世紀を経て復刊・初文庫化。巻末に著者年譜を付す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

秋山 徳蔵
1888年福井県武生生まれ。1904年、華族会館料理部に入り、築地精養軒、三田東洋軒を経て、1909年渡欧、フランスで料理を修業、1913年帰国、同年宮内省大膳寮に就職、厨司長となり、大正、昭和の二代天皇家の食事、両天皇即位御大典の賜宴、宮中の調理を総括した。1971年フランス料理アカデミー名誉会員、パリ調理士協会名誉会員、フランス主厨長協会会員となった。1972年辞職、宮内庁御用掛となった。1973年、勲三等瑞宝章受章。フランス料理アカデミー名誉会員。1974年没。享年85歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 253ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2008/12)
  • ISBN-10: 4122051010
  • ISBN-13: 978-4122051010
  • 発売日: 2008/12
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:文庫
本書は、宮内庁の料理人として著名な著者が

前作『味』のヒットを受けて記したエッセイ第2弾。

「おいしさ」を論じた前作とはうって変わり

古今東西の珍味、滋養強壮料理についての

やや変化球気味のエッセイが中心的に収録されています。

朝鮮人参や、すっぽん、ヤマイモはもちろん

ヘビ、ネコ、コウモリ、シロアリ、ハチミツ漬けのネズミ

など中にはかなりウッとする描写もあるのですが

そうした文章も、

(戦争時のような)ああした、やむを得ざるイカモノ食いはもうごめんだ。

みんなが腹づつみを打って、

歌を歌いあうという世の中にしたらどうなのであろうか。

―と考えさせる文章でしめくくり、そのバランス感覚に目を見張ります。

また、徳川無声や獅子文六らが昭和天皇を囲んで話をしたときに

その中の一人が虫を食う知人の話をしだしたとか

(←これ自体がかなりシュールな話だと思う)

昭和天皇はウミウシを召し上がったことがある

大正天皇の用に調達したザリガニが突然消えてしまった

―など著者ならではのエピソードや

人口と食料、食べ物の無駄など現代の問題を先取りする指摘もあり、

全体として、とても濃厚な内容になっています。

ゲテモノが好きで仕方がない方はもちろん

美味しいものや食べることが大好きな方に、強くおススメします。
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