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至福の味
 
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至福の味 [単行本]

ミュリエル バルベリ , Muriel Barbery , 高橋 利絵子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

ブックレビュー社

至福の味
主人公は高名な料理評論家。彼が、臨終の床で、最後に味わいたいくて、でも、どうしても思い出せない「あの味」を求め、記憶を探る――。そんなストーリーの本書は、フランスの「最優秀料理小説賞」2000年度受賞作品だ。

 驚くべきは、主人公の食に関する経験の豊かさ。高級フレンチに、一流の板前の手による刺身といった贅沢な美食はもちろん、祖母の手料理、祖父の作る野趣に富んだ魚料理など、家庭の思い出につながる食べ物、はたまた米国の大衆食堂で朝食に食べたボリュームたっぷりのトーストまで、実に幅広い「味覚」の世界が展開される。そんな中で、主人公が「会話」があってこそ価値あるものになった食事を思い出す下りも興味深い。

 さて、主人公が最後に思い出した「至福の味」とは? 実は、皮肉なほど素朴な食べ物なのだが、それもまた、美食の奥深さを感じさせてくれる。


(日経レストラン 2001/08/01 Copyright©2000 ブックレビュー社.All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

わたしは高名な料理評論家として美食の限りをつくしてきた。いま死の床で、生涯最高の味を選び出そうと薄れゆく記憶の中をさまよっている。それがわたしの最後の晩餐だ。思えば、どの食べ物にも懐かしい誰かとの思い出がつまっている。素朴な家庭料理の美味しさを教えてくれた祖母や伯母、わたしの肥えた舌に挑戦してきたシェフたち…。家庭も顧みず食べ物に生涯を捧げてきた男にとっての究極の味はなんだったのか。フランス最優秀料理小説賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 185ページ
  • 出版社: 早川書房 (2001/07)
  • ISBN-10: 4152083565
  • ISBN-13: 978-4152083562
  • 発売日: 2001/07
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 184,569位 (本のベストセラーを見る)
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
洗練の一冊 2004/4/25
形式:単行本
「至福の味」は作家のデビュー作となっている。
デビュー作にしてこの仕上がり、、、って読み終えた時に思わずうっとりしてしまった。
作品にでてくる料理名の数々は作家がどこかのレストランで書き写したものだとか、、、。
デビュー作にしてこの創作。
軽いタッチで、読み終えたあともそこはかとない余韻が残ります。

本当の読書好きに味わっていただきたい一冊です・

このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By "ame"
形式:単行本
おいしい夢を見ようと本書を片手に床についたのだが、食欲が刺激され起きだしてきてしまった。
だがわたしはこの、家族が寝静まった夜の台所に流れる時間を愛している。

ひときわ優れた料理小説であることは言わずもがな、世間で高く評価されながら家族の冷たい視線を浴びる一人の男の姿が興味深い。

死を目前に、最高の味を思い出す彼の奢った口ぶりを透かして、「人生における幸せとは何か」が見えてくる仕掛けだ。

活字で美味を味わい自らのレシピに一品加えるもよし(わたしは今度から、バターを塗ってからトーストすることに決めた)、人生について思いを馳せるもよし。

読み手によって、さまざまな味わい方に応えてくれる―まさに『至福の味』の、小説である。

このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
外国映画でもそうだが、外国小説の翻訳で最も難しいのはそのタイトルだ。直訳しただけでは日本人にとって魅力的なタイトルとなるとは限らない。この本の原題はUne Gourmandise。「食道楽」という意味だが、それを「至福の味」と訳したのは素晴らしい語学感覚といえる。これでこの本のイメージが彷彿としてくる。

主人公はフランスの高名な料理評論家。今、死の床についている。さんざん美食を重ねてきた彼が、最期にその究極の味を追い求めて自分の人生を振り返る。今まで食べてきた数々の食材、料理、酒が脳裏をめぐる。そして死の直前、彼にとっての至福の味とは何であったのかをつきとめる。

これは料理の推理小説とでもいえる。美味しいものが好きな人は、是非読んで御覧なさい。

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