一言だけ言わせていただきたい。膨大な訂正が書かれている正誤表を読みながら、「赤ペン先生」気分で訂正箇所に朱を入れました。混乱するのは、正誤表に記載されている訂正のうち、すでに訂正済みの分(つまり、訂正の必要がない箇所)がいくつかあることです。
特に、二つの検査項目をそっくりそのまま順番を入れ替えろ、という訂正指示には頭を痛めました。果たして入れ替えて良いのやら、悪いのやら・・・。原書がないと、確認しようがない。わたしは英語版もたまたま持ち合わせているので、問題ありませんでしたが。
原著書に誤りがいくつか含まれている、というようなことが書かれていましたが、わたしはこの本の質に疑問を感じます。誤訳云々のレベルではないです。自閉症の判定に関する検査であるのですから、翻訳者が誤った、原著書に誤りがある、などは言い訳になりません。
まずは、正誤表をしっかり作成し直すべきです。
あと、わたしはアメリカで検査キットを購入しましたが、日本版は価格が高い(1ドル100円計算で4倍)ですね。この値段を支払った機関や個人は、少なくないでしょうが、おそらくこのマニュアルを読んで、怒りを覚えるのではないでしょうか。
細かい部分の誤りや不正確な情報が積もり積もって、結局はこの検査を受ける子どもの不利益につながることを是非ここで指摘しておきたいと思います。