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この本は、自閉スペクトラムの範疇に入ると診断されているニキさんと藤家さんの
お二人と花風社の社長の座談会形式になっています。
社長からは、仕事仲間として接する中で感じる素朴な疑問をニキさんと藤家さんに
投げかけ、お二人からは自閉スペクトラムの人から見た健常の人に対して感じる疑問を
投げかけ、それぞれ自分がどう感じるのかを言葉にすることで、感覚の違いや特徴が
クリアーになっていくところがとてもおもしろいです。
同じ自閉スペクトラムでも、ニキさんと藤家さんにも違いがあり、“自閉症”と一括りに
しているけれども、人それぞれなのだということがよくわかります。
また、「社会性やコミュニケーションの障害という前に、脳機能の障害
であり、
身体機能に支障をきたすところがあって当然」という見方は、一般にはなかなか伝わっていないところかもしれません。
身体機能の障害が原因で起きてくる社会性の障害なのだという見方ができると、
ずいぶんと世の中でも生きやすくなるのかもしれないと思いました。
健常者を“定型発達の人”と呼ぶ呼び方も、おもしろいです。
ニキさん、藤家さんのことをとてもいとおしく感じました。
オススメの一冊です。
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