書名から「ドキッ」とさせられる人もいるかもしれませんが、自転車を愛する著者のエッセイ集で、多くの自転車好きと同様にメカ好きから話題は自動車、カメラなどにも及びます。「私のオーダー顛末記」の章は、自転車のオーダーを考えている人に自身の行動を客観的に眺める機会を与えてくれると思います。著者の所有する12台の自転車の話、会議先に自転車でいくことにして大幅遅刻してしまった話などを通して、レビュー者は「私は大丈夫だ」とつい安心してしまいました。
なお、著者により『自転車文学研究室-ウェブリブログ』、『素晴らしき自転車の旅』のWebサイトが公開されていて、後者の「著作物のご案内」の本書のコメントで「この本を出して以来、私は重度の「自転車依存症」と世間から思われているようだが、そんなことはないのです。症状が落ち着いたので、こういう本が書けるようになったのであります。」と書かれているのを見て、ついうなづいてしまいました。