自転車で世界一周を達成したのぐちやすおさんの凄さが伝わってくる本です。これから世界を自転車で旅をしようとする方へ必要な情報やアドバイスが満載でした。旅の記録よりも世界放浪をする際に必要な心構えやアイテムを中心に記載があります。写真も白黒で小さいものですが、必要最小限掲載してありました。
22ページ以降に書いてありましたが、筆者は世界一周第1ラウンドにおいて6年間走り回って52本のタイヤを履き潰し、70ヶ国に85000キロの轍を刻み込んで帰国し、しばらくして1年間かけて、中南米・東欧・ロシアなど43ヶ国27000キロを走破しました。それが世界一周の第2ラウンドにあたります。
以降、世界一周第3ラウンド・細切れ編として毎年1回1週間程度の海外走行を積み重ねており、「総走行距離は海外・国内合わせて約35万キロに及ぶ」ということですから、とてつもない自転車野郎ということになります。
定番工具セットは71ページにイラストで紹介してあり、主な荷物とその変遷も79ページ以降詳細に説明してありますので、これから自転車の旅をする方には大変参考になるでしょう。先駆的な世界を自転車で旅した方の書籍は110ページに7冊紹介がありますので、本書を読んでもっと色々な人の情報を知りたい向きには追えるようになっていました。
本書の項目です。これを読めば内容のイメージがつかめると思います。
序章 なぜ私は自転車で世界を走れたのか 「自転車放浪」をはじめた理由 自転車放浪に要求される能力
第1章 変化する「自転車放浪」のかたち 私の「自転車放浪」の変化 時代によって変わるサイクリング
第2章 変化する旅の友 片倉・シルクキャンピング 第2ラウンド以降の自転車 第1ラウンド時の旅の友 その後の旅の友だち
第3章 変化する旅のしかた 情報集め 出入国のしかた 頭を悩ませるお金と保険 旅の出費 輪行 新しい旅のしかた
第4章 変化する旅のフィールド 変化した国々 消滅した国・誕生した国
第5章 変化しないものたち 気象条件 方角を知る 病気 侮れない水 法律は怖い