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自負と偏見のイギリス文化―J・オースティンの世界 (岩波新書)
 
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自負と偏見のイギリス文化―J・オースティンの世界 (岩波新書) [新書]

新井 潤美
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

イギリスではオースティンの作品は出版されて以来、その人気が衰えたことはない。一九八〇年代からは、その作品が次々に映像化されるとともに、続編や翻案も書かれ、空前の「オースティン・ブーム」が続いている。イギリス人はなぜオースティンが好きなのか。主要作品を手がかりにイギリス人のユーモア感覚、階級意識、恋愛観を探る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

新井 潤美
1961年生まれ。1990年東京大学大学院博士課程満期退学。専攻は比較文学比較文化。現在、中央大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 184ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/9/19)
  • ISBN-10: 4004311497
  • ISBN-13: 978-4004311492
  • 発売日: 2008/9/19
  • 商品の寸法: 17.8 x 10.6 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 九月
形式:新書
現代においても小説として楽しまれ、
また文学として研究されているオースティン。
その作品と彼女の生涯を、
それを生み出した当時のイギリス摂政時代についてや
「お上品」に変容させたヴィクトリア朝の風潮とともに
紹介、分析した本。

「豪奢と堕落の時代」摂政時代に生きたオースティン。
その作風に流れる、自分自身を笑うイギリス特有のユーモアや
当時の女性について死活問題だった結婚について、また
わずかな差が大問題だった階級差についてなどが
オースティンの作品から例を抽出して、述べられています。
その中にはオースティンが少女時代に書いた習作も含まれており
述にあがる各作品のあらすじも描かれています。
巻末には略年表もあります。

どことなく論が散漫な感じがありますが
少女時代をイギリスで過ごした著者ならではのコメントや
現代での翻案を幅広くチェックされており、面白いです。
論や例は、著者のこれまでの著作とかぶっていることも多く
仕方がないことかもしれませんが、ちょっと寂しい感じがしました。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 山科のうし トップ1000レビュアー
形式:新書
 ジェイン・オースティンの作品をかなり細かく辿りながら、そこに当時(ヴィクトリア朝の前の摂政時代)のイギリスの文化的、社会的背景、制度などを見出していくもの。というわけでかなりのオースティンファンにも新しい発見があるのではないか。特に、『不機嫌なメアリー・ポピンズーイギリス映画と小説から読む「階級」』の著作もある著者の、ほとんど専門ともいえる「階級」問題に詳しい。さすがにその辺は現地で子供時代を過ごしたという強みもありそうだ。
 しかし一方で、詳しすぎるのか、ややくどくどしい感じもあり、あらかじめ小説や映画でオースティンに相当馴染んでいないと入り込みにくいのではないか、という気もした。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:新書
何故J・オースティンの作品が、現代でも人気があるのか?ということを、イギリス文化との関係を踏まえて解き明かしています。
そもそもが、ゴシック・ロマンと言う当時の小説のジャンルに対するパロディとして書かれており、そこにイギリス流の「笑い」があると言うのです。個人的には、彼女の作品に「笑い」と言うのは余り感じませんが、このあたりが日本とイギリスのユーモア感の差かも知れません。
更には、当時の女性の恋愛観、結婚観、そして階級意識も語られます。
これらすべてが、彼女の作品を具体的に引いて語られるので、非常に解りやすくなっています。
おまけに、各作品の「あらすじ」が付いているので、未読の作品があっても全く問題ありません。
一番興味深かったのは、「オースティンの「続編」と「翻案」」の章で、こんなにもオースティンの作品関連の小説があるのかと驚きました。
その筆頭は、「ブリジット・ジョーンズの日記」で、これは現代版の「自負と偏見」だと言うことです。続編も「説きふせられて」の現代版とのことです。
映画は見ましたが、原作は読んでいないので、確かめてみたいと思います。
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