メディアでは、イラクに赴く自衛官たちのさまざまな表情が伝えられているが、実際の本音はなかなか現れない。この本では、現職の自衛官・元自衛官
たちが、この自衛隊のイラク派兵の実情について、あらゆる角度から執筆している。とくに、現職自衛官による派兵予定部隊での隊内での会話は、それぞれの隊員たちの今日の意識が現れていてひじょうに興味深い。
この本は、人権団体「米兵・自衛官人権ホットライン」に参加する元自衛官たちの手による本だが、おそらくここで指摘されている自衛官の「戦死」の問題は、残念ながら今年現実的事態に成らざるを得ないだろう。このとき、本書が指摘する、「派兵の時代の日本」はどう転換していくのか、国民一人一人が問われることになろう。
この意味でこの本は、すべての人々に読んで貰いたいものである。